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「パッヘルベルのカノン」って、結局何なの?【もにコラム moni-column】 #2

皆さん、ぐっもニカ〜!🎹 MONICA MUSIC FACTORYです。

不定期連載「モニコラム moni-column」では、MONICA MUSIC FACTORYのアレンジ楽譜や、鍵盤ハーモニカにまつわるテーマを設定し、皆さんにより深く音楽を楽しんでもらえるようなコンテンツをお届けします!
今回からは、ついに販売がスタートしたアレンジ楽譜(+クラシック音楽)にまつわるテーマでお送りします。


「パッヘルベルのカノン」って、結局何?

 さて、今回のコラムにてピックアップする曲は……、


 『バッハルベル』のカノンです。


 ……ごめんなさい。間違えました。
 正しくは「『パッヘルベル』のカノン」です。
 私、子どもの頃に名前を覚え間違えてしまって以来、時々こうやって名前を間違えては恥ずかしい思いをしています。
 たぶん、別の有名な作曲家『バッハ』と名前が混ざって覚えてしまっているんだと思います。

 その『バッハ』さんと、こちらの『バッハルベル』さん。まったく関係がないお二人、ってわけではないんです。
 (……あれ、また名前間違えた?)
 お二人の出身地は、ともにドイツ。そしてバッハが1685年生まれ、パッヘルベルが1653年生まれと、同じ時代・土地柄を生きていた作曲家なんです。

 「85(年) - 53(年)」で、32歳差。
 現代を生きる私たちから見たら、「親子の歳ほど離れてるんじゃん?」って感じると思うんですが、クラシック音楽という長い長い歴史から見たら、30年という時間は全然長くありません。
 俗に言う「バロック音楽」と呼ばれる曲を書いてたのが、この辺りの作曲家たちです。

 ちなみに、彼らのおよそ100年後に生まれてきたのが、「古典派」と呼ばれる曲を書いた人たちです。モーツァルトが1756年生まれ、ベートーヴェンは1770年生まれ。

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