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松崎旅行記2016

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西伊豆の松崎に旅行した記録です。
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旅の味



今回4泊して毎晩夕食はご馳走だったわけだが、初日のお刺身が一番感動が大きかった。横浜のスーパーで買うお刺身とは別の料理だった。しかし三日目くらいからはご馳走ぜめに飽きてしまい、量も多いので食べるのに苦労してしまった。和洋中のごちそうがずらっと並ぶのはありがたいけど、基本的に一泊二日のお客さんむけの宿なのでそうなってしまうのは仕方ない。4日めの夜はでっかい鳥の唐揚げがでてきて、いささかがっかり。

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松崎旅行記 その7の2



きれいなお湯にはいってさっぱりしたあとは、仁科漁港まであるいて「沖あがり食堂」へ。

名物「いかさま丼」を注文。漬けイカとイカそうめんの2色がのっている。ふのりの味噌汁とおしんこつきで値段は…忘れたけどお手頃価格でした。 食堂の横が売店になっているので、お土産を買う。アジのひらきとイルカのひもの。「沖あがり食堂」のロゴいりTVシャツもかった。(イカのイラストが可愛かったので…)イルカは、ちょっ

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松崎旅行記 その6の2



「西伊豆は太陽があふれるばかりに輝き 黒潮がおどり 伝説を秘めた山々が素朴な美しさを 見せてくれます」                 つげ義春の漫画「長八の宿」で宿の娘マリちゃんが考えたパンフレットの案内文のとおり、松崎は太陽と緑が美しい場所だ。熱海でも伊東でも堂ヶ島でもなく、このとくに観光するものもない小さな町にやってくる人たちの何割かはつげ義春の漫画の舞台になった町を見たくてやって来ると

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松崎旅行記 その5の5



町なかで見つけた、簡易なまこ壁。

この漆喰部分をよそよりも分厚く仕上げられるのが、お金持ちのしるし。

もうひとつの資料館「中瀬邸」にて。こちらは有料。喫茶あり。

この小さな町に呉服屋が2軒もあったのか。栄えて賑やかだったころに迷い込んでみたい気もする。

松崎旅行記 その5の3



「伊豆の長八美術館」で鏝絵を見る。これは現代の作家が作った漆喰の飛天像。長八の超絶技巧をたたえている。

ずいぶん昔に母と二人で松崎旅行に来たときもここに来たが、そのときは「伊豆の長八」のことをまったく知らなかったので漫然と眺めてすぐ出てしまったのだが、あらためて見るととても面白かった。館内のモニターで放映されている漆喰制作のドキュメンタリーを見ると、長八の天才っぷりがよくわかる。真っ白ででき

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松崎旅行記 その5の2



松崎3日め。「キチっと観光もせにゃいかんよ!」と心の先生に怒られて、朝から松崎の名所めぐり。まずは「岩科学校」。            こんな田舎に似つかわしくない立派な学校が建っている。長八の鏝絵の鶴の群れで飾られている教室や、当時の授業風景をお人形で再現したコーナーなどあり。

この日とても天気がよかったので、青空と伊豆の山々のしたたるような緑となまこ壁のコントラストがとても美しかった。お

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