突然だが、ツインレイという存在に出会った。3
一度現在に戻るが、そもそも何故、aの事を偽ツインレイだと感じたのかの証明をここでさせてほしい。
まず、物凄く似ているから。aと片割れが。
一番初めに感じたのは「雰囲気」。「そんなこと?」 と思われるかもしれないが……思わず、何年も会っていないaの事を思い出したくらいには、似ていたのだ。あまりにも似ているものだから「嫌な存在に出会っちまった」と、その時思ったのを覚えている。
その次に趣味。男の人がアニメ、漫画、ゲームが好きなのはかなり普通のことだろうが、aと私の間を繋いでいたのはまさしく週刊少年ジャンプだった。毎週お互いに読み合った感想を言い合ったり、それで仲良くなったと言っても過言ではない。
ここまで言ったら察してもらえるだろうが、片割れもジャンプの愛読者だった。まだお互いに対面で話がうまく出来ない頃(主に私が避けていたせい)、初めて盛り上がったのが過去のジャンプ作品の話だった。
——話は変わるが、片割れと出会った頃から片割れの存在を頭から消そうとすると、夢に出てくることが増えていた。
一番初めは本人、それからは白い大型犬、最近はaの姿を模して現れる。
最後に確信したのは、aと片割れの名前だった。
逆に何故今までここに辿り着かなかったんだろうかと不思議になる程、似ている。
似ていると言っても、まぁ私の個人的な感覚であるからして、恐らく「いや似てない」と言う人もいるだろうが……。
名前でもしかしてと仮定を立てて、私は自分の生きてきた道筋を思い返してみた。
それが今のこのエッセイである。
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