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新しいカレンダーの表紙をビリビリと破る感触を通して、アナログ復活を夢見る大晦日

2022年の大晦日。
年齢と共に、クリスマスや年末のあわただしさが遠い世界のことのように感じるようになってしまった
それでも、ずっとサボっていたnoteをいきなり書き出したのは、今日が大晦日、今年最後の日という意識があるからに違いない。
時間の区切りはやっぱり大切ということで、家のカレンダーを全部取り替えた。スケジュールもアプリで管理できる時代なので、カレンダーの必要性も薄れたけど、やはり紙のカレンダーが欲しい。
表紙を破ったりめくったりして1月を出す時、今年も終わったなあと実感する。このビリビリっていう感覚が体内時計をリセットしているのかもしれない。

今年の7月から個人ライブラリーを始めた。
仕事でデジタル漬けになっている反動からか、アナログの感触にすごく意味があるように思うようになった。その帰結として、本とアナログレコードのライブラリ―というスタイルをとることになった。カレンダーのビリビリ感ですね。

7月に始めたので、今日で半年になる。
週末の2日間しか開けていないが、友人、知人が来てくれて、結構にぎわった。人付き合いが悪い方なので、それまでは休日に人と会うことはなかったのが、大きく様変わりした。
久しぶりに会う人もいるし、こういうことをしてなかったら休日に会うことはなかっただろうと思う人たちも来てくれたし、妻の知人には初対面の人も多かったが、本を起点にして話が意外に広がったりした。
初対面の人とは話の接点を探るのが億劫だが、ライブラリ―という環境ではそういう面倒がない。

本やレコードをいろんな方が持ってきてくれたのもすごくうれしかった。
今までスルーしていたもの、知らなかったものがたくさんあって、ここでも世界が広がった。
今日も私の妹から本が届いた。
開けてビックリのセレクト。詳細を説明するゆとりがないので、ラインナップは写真を見てもらうとして、まるでお正月の福袋みたいな感じ。

世の中には情報が溢れているので、なんでも探せそうな気がするけど、要らない情報の方がはるかに多くて、本当に欲しいものに出会うのは結構難しい。ライブラリ―に来られる方々もおすすめの本を教えてというリクエストが意外に多い。あてもなく探すよりも出会いの方が印象深いのか?

ライブラリ―を始める前には不安があったが、そのほとんどは杞憂に終わった。この3年間、人との接触が規制されてきたが、再びリアルな出会いが復活してきた。
このnoteのようにデジタルの利便性を活用しつつ、
アナログならではのダイレクトなつながりを、来年も広げて行けたらと思う。

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