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#010 番外編 通ったCDショップたち① 市川編

投稿が10になったのでで、少し息抜きして、青春の数ページを彩ったCDショップを書いてみようと思う。

生まれ育ったのが千葉県の市川なので、まずは、市川周辺のCDショップを紹介します。

市川ヤンレイレコード

 市川の駅ビルのシャポーの中にあったCDショップ。なぜか化粧品店もあり、そっちはまだ生き残ってる。クラシックの廉価レーベルの走りであるナクソスなんかは専用の棚があって、父も自分もよく利用していた。疲れた通勤や通学帰りにフラーっと寄って、何か面白そうなのを買って帰るという楽しみがあったな。

市川アルプスレコード

 これも市川の駅ビルの裏にあったCDショップ。新譜はあまり力を入れていないようだった。理路整然とした棚の並びで、面出しとかもなかったが、これぞというシリーズはしっかり置いているような店だった。ここでは、ヴァーヴの2000円のシリーズのをよく買った。大学生になって久しぶりに立ち寄ってみると、閉店セールと。そこではネーネーズの2種のベスト盤(『サウダージ』と『ウチナー』を買ったのだが、その時手持ちがなく、店長に勇気をもって「後で必ず買うから取っておいてくれまいか」と言ったら、笑顔で応じてくれた。閉店なのに嬉しそうな顔をするんだなと思ったものだった。

市川ヨーロー堂

 ここでも書いたが、『ワルツ・フォー・デビー』をなかなか買わせてくれなかったCDショップはここ。なんとまだ存続していたという衝撃が今走った。Twitterなんかもあったよ。しっかり、今も物販で演歌を応援しているようですね。ある意味、個人商店は無敵か。

新星堂コルトンプラザ店

 最初にここを訪れたときは、その豊富な在庫量に感動し、輸入盤なんかも手に入った。新星堂独自の帯を付けていたっけ。帯に値段が印刷されていつも同じ値段だったれど、為替が安定していたせいだろうか。リー・コニッツの『ハーヴァード・スクエア』をここで買ったけれど、あぁこれCDで出ているんだぁ、と感激したな。情報が少ないと、偶然出会えたときの感動も大きくなる。

 コルトンプラザが改装されてから(それもかなりの大昔だが)、ジャズの品揃えがとことん悪くなって、CDの斜陽とともに、新星堂も大きく傾きながら、現在に至っている。

昔は駅があればそこに必ずCDショップがあった。本屋が必ずそこにあるように。今も昔。そんな時代はもう来ないのかな。


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