クジが苦手ー日記0613

6月13日(月)曇り

クジが苦手という話。

シン・ウルトラマンにハマっている夫が、Googleかなんかの広告で表示された、オンラインのウルトラマンのクジ引きに参加しているのだと話してきた。
ガシャポンみたいにウルトラマン関連の景品が当たるもので、オンラインだけど順番待ちがあるという。それに関して色々説明してくれるんだけど、内心わたしは聞きたくなかった。かなり苦痛。クジが外れた時のがっかり感を想像するだけでいやだ。家族がそれでがっかりする姿も見たくない。ていうか、景品になってる人形がほしいなら買えばいいじゃんて思う。射幸心を煽るよね、とか言うならやらないでほしい。

「わたしクジ苦手だから、聞きたくないんだよね」とサラッと言おうかと思った。だけど、そう言ってしまったら、今後万一、夫がそういう賭けごとチックなものにハマっていきそうになったときに気付けないな、と考えすぎてしまう。
それに、今回クジで残念な結果になったときに、わたしに軽く話して気持ちを和らげることができず、ひとりでちょっとがっかりしてしまうのかと思うと、それも忍びない。
それで、話を中途半端に聞く結果になり、リアクションも変になってしまった。

連想したのは、江國香織の結婚生活についてのエッセイ。江國香織の夫さんが野良猫に鰹節をあげたのに、猫は申し訳程度にしか口をつけなくてそっぽを向いてしまい、夫さんががっかりしてしまうというエピソード。それを見た江國香織は、他人にはばかばかしく思えるだろうと思いつつも、ほんとうに胸が痛んでしまう、と記していた。分かるなあと、読んだ当時思った気がする。(当時、結婚はしてなかった気がするが。)

他人にとっては、ふーん?て感じなんだろうなと思う。この話を家族や友人にしても、わたしの気持ちはまず分かってもらえない気がする。伝わらず、リアクションに困らせる気がする。なのでここに書いてみる。
家族がダメージを負う出来事の中でも、がっかりしている場面て、特に見ていても心理的負担を感じることのひとつだなと思う。なんなんだろうーー。
ムダにダメージを負った出来事。

読んでくださってありがとうございます!