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おばあちゃんて生きてるんだっけ?ーつぶやき日記0926

12時半ごろ寝て、起きたのは8時ごろかな。お薬なしで眠れて嬉しい。

(※この段落、かるく生死の話が出てきます。)
また星野源が夢に出てきてしまった。別に恋人設定ではなくて(言い訳)、「ひょんなことから知り合いに」というファンの願望の塊のような設定。ちなみに星野源は、睡眠時間も十分にとれない中、創作活動に打ち込んでいた。いちファンの夢の中でまで忙しい人だ。
しかしファンな人とたびたび会えるって、得しかない。わたしはなんて幸運なんだろう。現実かどうかなんてあまり関係なくないか。
話が飛ぶようだけど、それで思ったのが、おばあちゃん達のこと。わたしには元々おばあちゃんとおじいちゃんが2人ずついたんだけど、今生きてるのはおばあちゃんがひとり。それで、ふとした時にどちらかのおばあちゃんを思い出したとき、「それで、えーと生きてるんだっけ?」って一瞬、ニ瞬考えないと分からなくなる。おばあちゃんが飼っていて、亡くなった後両親が引きついだた芝犬のことも、「あれ?ああもう死んだのだった」となることがある。
誰とも同居はしたことがなく、生きてる間も遠く離れた場所から思うことが多かったからだと思う。それで、たまに誰かを思い出して「ああ亡くなったんだ」となる時、そのおばあちゃん(あるいはおじいちゃん、シバイヌ)が生きてるかどうかって、わたしにとってはあまり関係がないかもって思うようになった。
昔、(当時は恋人だった)夫が子どもの頃から飼っていた親友のような犬が死んだ後、夫にその犬の話を出されると内心シンドかった。でも、夫とわたしがその犬について語る間、「夫の実家で飼ってる、生きてる犬」みたいに、その犬が存在するかのような世界に生きることができるんだなと思うようになった(あくまでわたし目線ではだけど)。それからはわたしから犬について触れるようにもなった。

つまり、たびたび"星野源と過ごす"という幸せを味わっているわたしが、実際に星野源と知り合いであるかなんて、もはや関係ないですよね。(冗談です。)


今日は日曜日。
NHKの「小さな旅」で埼玉県羽生市での藍染が取り上げてられている。染め物やって暮らすのいいな、弟子入りしたいなーなんて。。

お昼はお蕎麦屋さんで鴨せいろをいただく。美味しい。夫に、小さな旅の藍染の話をする。洋服の製造でも染色は特に環境負荷の高い工程だと聞いた。洋服のデザインは現代のものにして、色は藍染とか天然素材による方法で染めるっていうのをやってみたいなー。

仕事をしようとカフェに行く。夫はテイクアウトしたコーヒーを持って帰宅。パソコンを広げてメールをチェックすると、色んな依頼や予定変更などが錯綜していてこんがらがる。返事や質問のメールを送る。結局今の時点で着手できる仕事ないじゃんか、スタンバってたのに。カフェにいた1時間、メールやスケジュール整理をしていて、1円も稼いでいない。まあ、それは折り込み済みの働き方をしているんだけど。

本屋さんに寄ると、ミニコーナーのテーマが"のんびりしよう"みたいなもので、気持ちにすごくマッチした。情報が溢れてて、目まぐるしくて、つかれている、と自覚する。
そのコーナーにあった、群ようこ『しない。』を買う。群ようこさんが「しない」こと、というテーマのエッセイ集。うん、もうなんか常識とかアレコレ余計なものを吹っ飛ばしたい気分だ。装丁に猫のマスコットが写っていて、デザインも可愛い。

やっぱり次々とタイムリーな情報を提供するメディアの仕事は、わたしの性質には向いてなさそうだな。それでも今やっている翻訳の仕事も、扱う文書の中身は全然興味のないものも引き受けているように、振られた仕事を割り切って(やらせてもらえるなら)引き受けるライターの仕事なら、その作業自体は熱中してできそうな気がするんだけどな…。ただし専門的なものですごく調べ物が必要とか、むずかしいかもしれない。そんなんじゃやっていけないか。自己完結してしまった。


ギャラリーではこの間の展示で惹かれた作家さんの作品が一部飾られていた。いよいよ欲しくなる。見ているとパワーをもらえそうなんだよな、わたしの持っていない系統の。
惹かれる作家の作品にも、今の自分との親和性が高いものと、わりとかけ離れているものとあるよなと思う。

服屋さんも覗いてみる。すごく惹かれるブラウスがある。ベージュとスモーキーブルー、どちらも良い。ワークテイストの濃紺ジャケットもカッコいい。襟のない長めの白シャツも素敵。モスグリーンのマキシ丈のワンピースもシック。
秋物は買わないぐらいのつもりだったのだけどな〜欲しいな〜。絵と服とどっちを優先すべきか。やっぱり文化的な絵画?気分が上がって実用的でもある服?


家に戻り、ベランダのテーブルでひとりの時間を過ごす。スピーカーを持ち出し、音楽をかける。周囲が気になるので、音量は小さめに。
今日買った『しない。』を早速読む。まず気になるのは、やっぱり「SNS」。共感する、けれどうーん、ちょっと出てくる例が極端ではないかな。カフェの店内写真を撮って自宅として投稿したり、映え目的でナイトプールに行くレベルの人とかになると、あまりに価値観がちがってどうでもいい。。(夜のプールは幻想的そうだし行ってみたいとは思うけど。。)
読んだところまでの感想としては、改めて「そうだな」と思えるところもあるけれど、読んでてあまりいい気持ちにはならない。まあ、一般人の多くがやりがちなことを「しない」というテーマなので自然とも思えるし、「やらねば」という思い込みを払拭するにはそのくらい言ってもらった方がいいのかも。コンセプトはとても共感するので、ひとまず読み進めてみたい。

午後9時半から11時まで仕事をして、翻訳の初稿(って大げさ)ができる。早めに手をつけてエラい。


illustration by 500mlさん
いつも可愛いイラストありがとうございます✨


読んでくださってありがとうございます!