声を出して笑ってもらうことの難しさ。

最近は、「カメラを止めるな!」で頭がいっぱいだ。

純粋に一人の観客としてこの映画に酔いしれ、魅力に取り憑かれ、誰にお願いされたわけでもないのに、SNSはもちろん、リアルな世界でも機会があれば、この映画をオススメしている。

そして、この映画についてはコメディが書ける脚本家を目指している身としても、本当に勉強になる。

構成の妙、セリフの言い回し、どれを取っても学びになるのだが、実際に書いていて思うのは「声出して笑わせるってスゴイな…」ということ。

この映画は観た人なら分かるけれど、映画館が笑いの声に包まれる。

いろいろ、詳しいことはネタバレになるから話せないけれど、とにかく笑いに包まれる。

それがどれだけスゴイことなのか、笑ってもらえるものを書こうとしているからこそ、感じる。

そもそも、一日で人はどれくらい笑っているのだろうか。

毎日、友達と遊んでいる高校生なら少し多めかもしれない。
事務職の正社員で働いて、就業後は家に真っ直ぐ帰る人なら全く笑わない日もあるかもしれない。

ただ、総じて言えるのは「声を出して笑うことなんて、そうそうない」ということだ。

だけど、この映画を観れば笑える。
誰でも一回は声を出して笑えると思う。
そして、それがどれだけスゴイことなのか、もう凄すぎる。

パンフレットについている台本を書き起こしながら、研究する日々。

この台本は、物凄い緻密で考えられていると思う。
構成もセリフもそうだけど、何より笑いのバリエーションが微妙にどの笑いどころも違うのだ。詳しくは言えないけれど。

いつかこんな映画をつくってみたい。書いてみたい。

このタイミングで、この映画と出会えたことに僕は心から感謝している。

3回目、いつ観に行こう。

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