自分を止めるな。

誰にでも、衝動がある。

「あの人とお付き合いしたい、告白したい!」というのもそうだろうし、「世界一周したい!」も「夢を追いかけたい!」も全部が衝動だ。

でも僕たちは小利口なせいで、こうした衝動を理性で押し潰してしまう。
恥ずかしい、お金がない、時間がない、今後が見通せないなどなど。
こうした衝動を抑え込む時に出てくる理性は恐ろしい程力がある。
そして、大体の場合はこの理性に押し殺され、衝動は消えてしまう。自分のほんとうを止めてしまうのだ。

もちろん理性は大切だ。
衝動が法に触れるものや人に大迷惑をかけるようなものについてはやるべきではないから、この理性が必要だ。
だけど僕たちは、あまりにもこの理性に制約を受け、自分にブレーキをかけすぎている。

実際、僕はそうだった。
小学2年生の時には映画監督になりたいと強く願い、スターウォーズエピソード7を脳内で作っていたというのに、小利口になる5年生くらいには公務員になろうとか思っていた。

でも、本当の自分は8歳の時から15年の時を経て、今年の誕生日前、24になる直前に爆発した。

物語をつくりたい。

これがどれだけ果てしない夢か、もう大人の僕は理解しているつもりだ。でも押さえられなかった。
自分のように不器用で、それでももがいて頑張っている人に笑ってもらえる物語をつくりたい。明日を生きる勇気になるような物語をつくりたい。
翌月にはシナリオを学べる学校に入り、習作を書きながら、毎日コンクール用のシナリオも書き続けている。

最高に楽しい。半端なく。
でも少し孤独だった。
なぜなら僕は表向きは「弁護士を目指す大学院生」で脚本家を目指す自分は、人と関わってなかったから。
ひっそりと、夢を追いかけていた。

でも今日のあるツイートがきっかけで、少し状況が変わった気がする。このツイートだ。

ここ何日か、ひたすら「カメラを止めるな!」のことを書いているが、その監督である上田さんが#自分を止めるな というハッシュタグを作ってくれた。
僕はこのハッシュタグが自分のような人間に向けられたと思い、勢いで上のようにツイートした。

そしたら上田監督をはじめ、公式さんや、役者さん、スタッフさん、同じように「カメラを止めるな!」を観た皆さんがいいねやリツイートをつけてくださった。

とても嬉しかった。
自分の背中を押してくれている気がした。
胸の奥が熱くなった。

そして思った。
絶対に諦めない。もがいてもがいてもがき続けてやろうと。これは神様との根比べだと思って。

夢を追うのは、孤独で途方も無いことだ。
でもこの、#自分を止めるな というハッシュタグは、そうした仲間を結びつけ簡単に流されないようにしてくれる根比べのための鎖だと思った。

だから僕は、自分を止めない。
そして、皆さんの#自分を止めるな も思い切り、心の底から応援しています。

自分を止めるな。

あ、「カメラを止めるな!」絶対オススメなので、観て下さい。

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