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2023年12月2日(土)

BACK IN TOWN(曙橋)

北海道出身のシンガーソングライター、
すずき一平さんのライブが開催された。
今年3回目となる東京公演だった。

過去のライブレポートはこちら
🎸2023年2月3日(金)コッキーポップ


🎸2023年4月9日(日)ソロライブ


今月の会場はクリスマス仕様で、ステージ脇には大きなクリスマスツリーが煌めいていた。私は末席のソファに1人で腰掛け、期間限定のクリームパスタとハーフサラダ、それに生ビールを頂きながら、ゆったりと聴き入った。

一平さんは全身オフホワイトの衣裳だった。パンツとシャツに薄手のジャケットを羽織り、まるで夏を思わせるようなストローハットを被って登場。事実上の「〆の市コンサート」がスタートした。

大きな拍手。

オープニングは天気の話題。雪、雪カキの大変さを延々と語り、笑いを誘いながら「今日はトークが滑らないよう頑張ります」と。

2~3曲終えた後はランチの話になり「言い訳していい?」とオーディエンスに尋ねる。何かと思ったら「14時過ぎに蕎麦と天丼セットを食べてしまい、満腹になり過ぎて声が出ない」って。その気持ちは解る気がする。アーティストさんのように、そこまでストイックではないけれど。

一平さんは珍しく三角山時代(コミュニティFM)の話をした。当時大学生だった男性ディレクターの事だった。私は直接彼を知らないが、どうやら会場にいたらしく、一平さんは彼の活躍を称え、ステージ上からエールを送った。

ちなみに、私も一平さんの番組ディレクターだったが、未だかつて私の事を褒めた事はない(笑)ステージ上で私の話は一切しない。きっと私が女性だからだろうと思う。女性ファンを気遣う一平さんなのである(多分)。

第1部の終了間際に、嬉しいお知らせがあった。来年は、一平さんのフォークデュオ「ラビ」結成50周年。年始は初の「明け市コンサート」があり、翌2025年のソロデビュー45周年に向けて様々なステージ企画が開催されると言う。温かい拍手が送られた。

(第1部終了・休憩)

第2部は、最後列で見守る大石吾郎さんが、一平さんに呼ばれて、ご登壇。絶妙な掛け合いに笑い声が溢れた。が、今年はミュージシャンの訃報が相次いだ。その事に触れ「お互い身体には気をつけよう」と誓い合われた。そして、来年のコッキーポップは、5月17日(金)札幌で開催されると発表された。

大石さんが客席へ戻られると、一平さんがコッキーポップの思い出を語り始め、大石さんへの感謝の心を綴った。綴って綴って綴り倒し、大石さんから「もういいから!」と声が飛んで終了。大きな笑い声に包まれた。

その後はノントークで、一気にファイナルへ。アンコール前の2曲『眠らないで』『地球のゆりかご』は珍しくカラオケ演奏に合わせてギターの弾き語り。後者は鈴の音がシャンシャンと鳴り、最高のクリスマスプレゼントだった。


【セットリスト】
第1部
 1.故郷の歌が聞こえる
 2.海と風のメロディー
 3.君がいたから
 4.月の雫(?)
 5.愛には愛を
 6.空っ風
 7.いっぺーかなさんどう
 8.My Yesterday

第2部
 9.時流
10.水鏡
11.雨の糸
12.夕張川
13.愛はイマージュ
14.悲しみの記
15.眠らないで
16.地球のゆりかご

アンコール
17.羅針盤

ライブ終了後、嬉しい事にお声を掛けて頂き打ち上げ会場へ。大勢の関係者の中に大石さんのお姿もあった。大御所すぎる関係者によるレコード業界の裏話。私はポーカーフェイスで、小皿に料理を取り分け続けたのだった(笑)

一平さん
素敵な歌声、楽しいひとときを心からありがとうございました。来年また元気にお会いしましょう!

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