「渋谷の星」放送後記 #85
トイレの入口はどこ?
渋谷区の公共トイレはデザインが斬新過ぎて、まず扉を探す所から始めなければならない(笑)。透明なトイレは全国ニュースにもなった。現在は不具合のため、10月中旬から5月中旬までは常時不透明になっているが、夏は透明・不透明の体験が出来る。
さて、12月19日・26日の「渋谷の星」(87.6MHz渋谷のラジオ)は「THE TOKYO TOILET」特集だった。区報はこちら↓
「THE TOKYO TOILET」特集は、今回が2回目。このプロジェクトは、渋谷区と日本財団が2018年(平成30年)に実施。発起人は株式会社ファーストリテイリングの柳井康治さん。新しい公共トイレの在り方を通して、多様性社会の推進を図ることを目指している。
現在、区内にあるデザイナーズ公共トイレは17カ所。柳井さんが全額寄付し、世界的に活躍する16人の建築家やクリエイターが既存のトイレを改修した。前回の区報特集(柳井さん)と番組アーカイブはこちら↓
前回のロケ地は、神宮通公園トイレ(神宮前6丁目)だった。デザイナーは建築家の安藤忠雄さん。「あまやどり」と名付けられている。ステンレスだらけで清掃は大変な手間が掛かるそう。清掃会社、東京サニテイション株式会社の渡邊さんが張り込みをしていたトイレでもある。
そして今回のロケ地は鍋島松濤公園トイレ(松濤2丁目)。デザイナーは隈研吾さん。まるでジブリに出て来そうな公共トイレだ。
前回の放送後記はこちら↓利用者のゴミ投棄の実態も解る。
さぁ、本題に入ろう。今回の特集は、トイレ清掃員のお三方。ヴィム・ヴェンダース監督・役所広司さん主演映画『PERFECT DAYS』公開に合わせ、映画のモデルとなったトイレ清掃員の方にスポットを当てたのだ。
番組では、19日に清掃員の方のインタビュー音声を。16日は紙面制作スタッフの高坂信也さん(SPBS)をスタジオゲストにお招きして、映画のレビューや区報の撮影メイキングなどを放送。アーカイブはこちら↓
「PERFECT DAYS」主演の役所広司さんは第76回カンヌ国際映画祭、最優秀男優賞受賞。スクリーンに流れる洋楽ロックが心地良い響き。
人生は表裏一体。
良い時もあれば、悪い時もある。
光と影を紡いで生きている。
完璧な日々なんてないのさ。
📸メモリアルフォト
クリスマス直前なので、それっぽい衣裳。でも、今年は聖地エルサレムのクリスマスが中止になった為、番組ではクリスマス用BGMの使用を止め、通常放送に。平和を祈る。
プロジェクトの発起人が柳井さんなので、ユニクロを着用。これは超人気のため入手困難となったユニクロ×アニヤ・ハインドマーチのセーター。実は子供用だ(笑)大人用の白色はない。
高坂さん!素敵な笑顔を本当にありがとうございます!!またぜひ、いらしてね💕︎
本年もご試聴頂き心からありがとうございました。新年は1月2日は休み、9日より放送開始となります。どうぞ良いお年をお迎えください。
渋谷のラジオ「渋谷の星」
毎週火曜11:10~11:55
パーソナリティ&ディレクター
名倉一美(なぐら ひとみ)
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