見出し画像

「渋谷の星」放送後記 #28

2019年6月、おぼろげにキャンパスに戻ろうと思った。「翌2020年の五輪が華々しく終わったら、私は55歳。個人年金を受給して(55歳から受給出来るよう設定していた)番組を1年くらい休み、新たな知識を身に付けて第2の人生を踏み出そう!」と。しかし、コロナ禍で全て水の泡と化した。

なぜキャンパスに戻ろうと思ったか?それは取材がきっかけだった。記事(特集面)はこちら。

女優の夏木マリさんと渋谷区長の対談。生涯活躍ネットワーク・シブカツがスタートし、渋谷ハチコウ大学が開校するという内容だった。夏木さんが「私も女子大生になりたいわ!」と目を輝かせていたのを今も鮮明に覚えている。

当時の放送では言わなかったが、夏木さんとお会いしたのは、これが初めてではなかった。ある有名女優さんの一人芝居を拝見した時、偶然レストルームに夏木さんがいらっしゃり、鏡越しに「こんにちは」とご挨拶させて頂いたのが初対面。もちろん面識があった訳ではないので、夏木さんが覚えている理由もない(笑)。


2019年秋、渋谷ハチコウ大学、開校。しかし、入学資格は渋谷区民限定だった。私は元区民なので入学不可。諦め、他の大学を探すことに。そこで真っ先に浮上したのが母校、立教大学だった。

画像1

学生時代、私はロクに勉強しなかった。2浪してやっと入学したのに、バイトに恋に遊びに夢中だった。殆ど教室に行かなかったのだ。第一志望の学部ではなかったせいもあるが、今思えば何てもったいないことを・・・。

画像2

今こそ改心してキャンパスに戻りたい。そう思ったものの、社会人入学は試験がある。論文だの経歴だのが必要・・・って、もう無理。泣く泣く諦め、試験のないオープンキャンパスを探した。候補に上がったのは、渋谷にある國學院大學。

この大学には国内唯一の神道文化学部がある。神社本庁が制定する神職の資格を取得出来るのだ。昨年、相川七瀬さんが入学され話題となったが、オープンキャンパスには気軽に日本の神話を学び、先生と一緒に神社を旅する講座がある。それを受講する予定だった。

いや、実は名倉家は、バリバリの神道なのだ。私は特に宗教を持っていないが、名倉は神社の敷地内に先祖代々の墓がある。親族は氏子で、神社巡りが趣味(?)なのだ。ここは少し日本の神話(神様の誕生)を勉強し、一族に知識をひけらかそう!と言う魂胆で、古事記や日本書紀を学ぼうと思った。だが、コロナ禍で生徒募集は中止に。

さて、9月7日・14日のラジオ番組「渋谷の星」は、渋谷ハチコウ大学を特集。区報はこちら。ちなみに学長談によると、渋谷ハチコウ大学は東京六大学に対抗して「ハチコウ」と名付けられたそうだ(笑)。言わずもがな、立教大学は東京六大学の一つ。

番組では、単位取得優秀者の皆さんのインタビューを放送。人生100年時代が合言葉のようになっているが、あと45年も生きられるかなぁ・・・?マイク前のポジション以外に居場所はあるのかなぁ・・・?他に社会と繋がって居られる場所はどこ・・・?新しいこと始めましょう!と言ってはみたけど、果たして自分はどうなのよ・・・?と、自問自答しながらお送りした2週だった。

そうそう、10月1日に「ヒカリエデッキ  ラジ公スタジオ」(サテライト・スタジオ)がオープンする。ドリンク・スタンドも併設される。コミュニティFMでドリンク販売と言えば札幌市にある三角山放送局。今はもうカフェ販売はないようだが、私がいた頃(2004年〜2005年)はあったなぁ。実は私「カフェ・レディ」だった(辛うじて30代 w)。生放送で卓(ミキサー)しながらコーヒー作ったり。当時まだ新人だったので、想像を絶するほど大変だった。懐かしいなぁ・・・

ちなみに「渋谷の星」のサテライト放送は?・・・多分、ないだろうなぁ(苦笑)私は人前に顔を晒さないし、ゲストもいないし、何たってメチャ大変なワンマンDJなので。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?