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【だれかの石垣島旅行記3】|知念商会でオニササとくば笠|かご編み

自転車のスタンドを、がちゃん、と立てて、
知念商会へ入ります。


ここの写真は撮っちゃう、よね
(ミーハーなんです)

 

よい〜〜
たまらんのよ、この感じ

(店内写真撮影許可いただきました)


どれにしよう〜なやむぅ〜

何日か滞在してお昼ごはんを買って行きたいなあ。他にも行ってみたい商店があるので、海を見ながら1ヶ月くらい暮らしたい。


初心者なのでオニササにしましたよ

ここで帽子を2つ買って帰ったのだが、これがもう2つとも最高に買ってよかった。


一つは農作業用のかわいい小花模様の帽子。太陽から顔も首も守れる心強い味方。


もう一つは、くば笠。くば扇がほしかったが、売っていなかった。

くば笠は、庭へ作業やなんやらで出たいときに、帽子かぶれない髪型だわ・・・というときにさっと被れる。そして、小雨の日に庭へ作業に出たいときにも重宝する。小さな傘みたいな。

知念商会の店員さんが、「これ買うの…?」(多分誰も興味を示さないか、ひやかしだけなのだろう)と戸惑っていたけれど、ものすごく役に立ってます・・・!!!ありがとう!!!


*****


そうこうしている間に時間が迫っている。急いで自転車にまたがって宿へ。


湿気が本当に体にこたえるが、そんなことは言っていられない。

なんとか宿へ到着して自転車を返して荷物を置き、今度はバス停へ急ぎ足。つ、つかれた・・・。


バス停へは5分前に到着。バスに揺られて、この旅の目的地へ。

「守山南〜」

空港一つ前の、誰も降りないバス停で、ひとり下車した。

石垣感🏝


ちなみにこのバス停は行きしかない。行きはよいよい 帰りはこわい〜なのである。帰りは空港へ歩き、空港から市街地へ行くバスに乗るしかない。


バス停に着いたところで、夫へ電話した。今日は娘ちゃんの月一のお弁当の日だった。
普段料理担当は、わたし。
料理、しかもお弁当を、夫が…というのは、なかなか大変だっただろう。


道端の花

お弁当の日が、私の石垣島と重なっていることに気づいて真っ青になっていたが、詰めるものは卵焼き(これは夫も上手)とトマト以外は冷凍したり作り置きしたりして出てきたので、なんとか大丈夫だったようだ。


ごめんね〜ありがとね〜と思いながら、目的地へと歩きながら電話した。


お水、こうやってあげるのね〜
一面こんな感じで噴水みたいで。


楽しんできてね、と言ってくれたので、心置きなくそうさせてもらうことにした。


*****

今回の目的は、石垣島の民芸である「月桃かご」を編むこと。
といっても、縄をなうところから行う「あんつく」ではなく、薄くした茎の皮で編むもの。イメージとしては、ながーーーい笹の葉のような。
(葉っぱじゃなくて茎なんだけど)


かご好きな私が、月桃で編むかごをどこで認識したのか、おそらく「行きたいなあ」と石垣や沖縄のことをネットで見ているときにたどり着いた記事などだったのだろうが、
それからというもの、月桃のかごを編みたくて編みたくて、恋い焦がれていたのである。

念願の

ネットで色々と調べてみるが、そもそも月桃かごの情報がほとんどなかった。
もちろん居住地近くで編むことなんてできない。
これはもう、石垣島へ行くしかない!と、今回の旅を計画した。



ちなみに、沖縄本島の親戚に聞いてみたが、月桃をかごにする民芸は知らなかった。(月桃の葉は食用で使用)
石垣島内でも文化や方言が違うくらいだから、同じ沖縄でも、本島とはまた別なのだなあ、と不思議な気持ちになった。


いつも何の実だろうって思う実

*****

今回かご編みを教えていただくのは、「やちむん館」というところ。

本当にここであっているのか・・・?と心配になるが、
なんとか到着。
(最初は入口に全く気が付かないのに目線を移したら現れる不思議な入口)

エネルギーあふれてる
これが月桃
花と葉っぱ

材料作りから、お昼を挟んでかご編み。
地元の方も来ていたり、めいめい行っている作業の合間にも、楽しそうにお話していて、とても素敵な空気が流れていた。


こんな場所が、私の住む場所にもあればなあ。


かわいいかわいい


こうやって干します


自然のエネルギーあふれる場所で、とても良い時間を過ごすことができた。

7月は、家族で石垣島へ行く予定なので、きっとまた寄ると思う。

すいこまれる〜〜

*****


今回の目的をなんとか達成した私だったが、
なんと体調が急激に悪くなり、這うようにして宿へ戻り、
布団から動けなくなってしまった。
まだ4月下旬ということで、急な暑さと湿気に、全く対応できなかったのと、旅行前に少し体調を崩しそうだったものがぶり返したのか、とにかく具合が悪かった。

食べたいものの計画も、まだたくさんあったのに、志半ばで石垣島旅行は終了してしまったが、目的は果たせたので、よしとしよう。
(旅先で結構体調を崩す。そもそも乗り物酔いもするし、本番に弱くて、とことん旅行にむいていない。)(でもそんな人間でも旅行に行けるので誰か励まされてほしい)


さて、今度は3ヶ月後の、7月。
台風にぶち当たらないことだけを祈る。


ここも宿からたまたま近くて。
行きたかった…
この写真のときは閉まってた
宿ほんとよかったな〜



(【だれかの石垣島旅行記】はここで終わりですが、
月桃やかご編みについて、番外編として載せる予定です)

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