ナン魔くんを思い出す(急に)

 その昔、『月曜ドラマランド』で放送された『悪魔くん』で、佐藤B作がメフィストを演じていた。これがシュールな展開で、「キューピー巨大化」や「メフィスト温泉」という、よく分からないギャグが出てきたのを覚えている。

 他に自分がメフィストを演じた役者として浮かべるのは、名古屋章である。これは『悪魔くん』ではなく、そのパロディで、『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』の中のコーナーであった『ナン魔くん』で演じたものであった。

 これもずいぶん前だなあ。自分も忘れかけている。

 このメフィストは使い魔であるが、親代わりのような立場でもあって、「あなたにはボクシングのチャンピオンだった先祖がいるのです」などと、さらっと言ったりした。
 ナン魔くんには、キックくん、ハカセくん他の友人がいた。

 ナン魔くんと対抗するのが人類を恐怖のズンドコ(ちがーう)に叩き落とそうとするマモー(顔が緑)、ミモー(顔がオレンジ)コンビで、他にムモー(小倉久寛)、ボボー(出川哲朗)、テンカス(石原良純)が加わったりした。

 マモー側が呼び出す妖怪は「妖怪エー」や「妖怪サンドバッグ」などで、後で「バカうけ・ややうけ・ドッチラケ」の判定を受けていたが、後にマモー自ら戦うスタイルに変わった。

 妖怪エーの時には絵の世界の中で戦っており、ムンクの「叫び」の中に紛れこんで、ナン魔くんが後ろに立っている人に「何かあるんですか?」と言ったり、妖怪エーが前に立っている人の手の位置を、宮尾すすむのようにしてしまった記憶がある。違うかも知れない。

 マモー、ミモーはロリコンの第1位(ちがーう)を目指す為にテーマソングを出したり、千葉の方で「マモー教の祭典」を開いたりしていた。


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