ものぐさ太郎α

同人誌サークル「かんきゅう舎」代表。「Spファイル」「UFO手帖」参加者。台湾のオート…

ものぐさ太郎α

同人誌サークル「かんきゅう舎」代表。「Spファイル」「UFO手帖」参加者。台湾のオート三輪「鐵牛車」の他、ブルートレインブーム、文化的側面からの空飛ぶ円盤など研究しています。

マガジン

  • ボンクラはみんな生きている

    主に少年時代のしょうもない考え、情けない話、エッチな妄想、本来なら蓋をして忘れておきたい話題など。

  • 鉄道趣味論

    鉄道をめぐる趣味と、それを発信していく事について雑に考える

  • ドラえもんがらみ

    ドラえもん関連のお話

  • オリジナルメカ創造に向けて

    オリジナルのメカを作る為の様々な考察。できれば実践も。

  • UFO

    UFO、未確認飛行物体についての話です

最近の記事

俺はどんな「お話」を読んでいたのか

 児童文学の話があった。児童文学、あまり読んでないか、読んでも忘れてるな。  幼稚園の頃に読み聞かせがあって、「エルマーのぼうけん」を知った。これが面白くて続編の「エルマーとりゅう」とともに買ってもらった。  絵本の「きかんしゃやえもん」もあった。「レールバス」という単語が説明なく出てくるのだが、問題なかった。そういうものである。後で史実ではモデルになった機関車は、戦前に既に価値を見出されて博物館入りしていたと知って驚いた。「のろまなローラー」もあった。  小学校に入ると

    • 「引き出し」が無ければ「好きにやる」はできない

       何らかの趣味をやっていると、知らず知らずに「引き出し」ができている。  何でも良い。「今はステンレス製の電車が多いな」とか、「このタイプはJR西日本にしかいないな」とか。  これは「設定」とか「知識」とか「教養」とかいう堅苦しい物事ではない。 「とりあえず組んでみた鉄道模型のカーブだけど、20m級の車輌が通るのは不自然だな」、「非電化のローカル線がやりたいんだよな」、「現実世界に今ある◯◯線のファンじゃないんだよな」。  こういった自分の思いを、「国鉄は匿名性が高い。既に

      • この成長の描写が確かだと思う

         大長編ドラえもんの「のび太の恐竜」でのしずちゃんの身体の描写、成長期の少女ってこうじゃなかろうか(想像)という感じが強くて好きである。  いや、藤子・F・不二雄先生が想像で描いていたかどうかは不明であるが。  この、前屈みになった時にふくらんで見えるってのもそうだし。  先にお尻の方が大きくなるというのも、もっともらしい。  珠か豆粒のようなポッチリも。  逆に「のび太 神さまになる」では、  この位の大げさな表現もまた、読者の年齢の男子の想像(妄想?)に寄り添

        • やはりオーニソプターか

           イベントで入手したよく分からないジャンクから何かできるのか? とりあえず床下の謎機関から4枚の羽根が出ている構造の羽ばたき翼機として、検討を進める。  この羽根は以前ヤフオクでジャンクで入手した、ブラックホークヘリコプター、恐らく1/48のローターブレードである。  検討を進めていくうちに、たまごひこーき1機と童友社のテキサンが発掘されるが、まずは後回しにする。  こっちが行き詰まったらやる。  多分、謎機関が停止しても、この羽根だけで揚力が稼げそうな気がする。稼げ

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        • ボンクラはみんな生きている
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        • 鉄道趣味論
          140本
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          37本
        • オリジナルメカ創造に向けて
          20本
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        • アニメ思い出し語り
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        記事

          売れないだろうとはない思うけれど

           何か、オリジナルの自作メカ、特に飛行する物を考えると、そこそこジャンクやサポートパーツ(コトブキヤ、ウェーブ等)が見つかる。  外部燃料タンクはスケールものの航空機の物もあるし、プロペラントタンクとかタンクとかで調べると見つかる。  外部ブースターはガンプラのバックパック等もあって、使える物がある。乳酸機飲料の容器を使う人もいる。  エアインテイクもロケットエンジンのノズル、バーニアも探せば、サポートパーツに使えるものがあったりする。  一方で、ランディングギアというの

          売れないだろうとはない思うけれど

          とりあえずジャンクを組んでみようか

           とにかく何か模型を作りたくなった私は、「スケビフェス」というイベントに行ってみた。航空機模型雑誌「スケールアヴィエーション」によるイベントである。  そこで「ウクライナの模型メーカー、Aモデルのキットから作られた超絶模型」や「ジャンク等の組み合わせによる『ウキトバチっぽい何か』というミキシングビルド」を見て、自分との差を感じはしたものの、自分は自分で何か作れるんじゃないかとも思ったのであった。  しかし、「楽に出来そうな普通のキット」はどこかにしまい込んだのか出てこない。

          とりあえずジャンクを組んでみようか

          極めて無責任に最初のおすすめ飛行機キットを考える

           初心者におすすめの◯◯とかいって、もう20年ぐらい飛行機のキットをろくに作っていないので(作りかけは見た人いるかもしれないが)、もはや自分が初心者みたいなものだが、最初にやる事になっても自分が絶望しないキットというのは何だろう? というのを考えてみた。 ・童友社 1/72 T-6Gテキサン  他の会社のキットのパッケージとデカールを変えた物だが、構成もシンプルで、形にするのも難しくない。いきなりで難しそうなのはキャノピーの塗装くらいかなあ。  キットは昔の自衛隊の仕様で

          極めて無責任に最初のおすすめ飛行機キットを考える

          ドリフだからといって、好きなギャグばかりだった訳じゃない

           私はザ・ドリフターズの番組は結構好きだったと何度も書いているが、その中のギャグが全部好きだった訳では無い。  多分それは、ドリフが1本の番組で使うギャグの数を考えたら仕方ないだろうし、毎週毎週面白かったという訳にもいかないだろう。 「全員集合」の「少年少女合唱隊」は「東村山音頭」が出てくる以前は、自分の感覚からしてもちょっと違う、良く言えば大人向けだなと感じていた。これは同時期の歌謡番組も同様なんだけど。  プライスクイズ(値段当て)で正解が「売れません」というのは、

          ドリフだからといって、好きなギャグばかりだった訳じゃない

          TR-3Bのオカルトな部分

           ステルスB-2爆撃機あたりがビーフェルド・ブラウン効果という、電磁気的な手段で飛行しているという与太話は、自分の場合は「ムー」で知ったのではなかった。確か「ワンダーライフ」という雑誌であった。他にも「空想科学への大冒険」(1999)というマジメな顔をした本ににしれっと紛れ込んでいた  素人考えなのかも知れないが、イオン風を起こすだけでなく、それ自体が推力になる程の電磁波を発生させる事ができるなら、そもそも「ステルス」という考えと相反するような気がする。 「ステルス」という

          TR-3Bのオカルトな部分

          EF13に似合う客貨車

           EF13という電気機関車がある。戦時設計の凸型機関車として知られるが、いざ、何か列車を牽かせようと思うと困る。  自分の偏見から考えて、やはり木造貨車を中心に連ねるのが良さそうだが、最も似合いそうな戦時型の3軸貨車トキ900や急造車掌車ヨ2500の製品はNゲージには無かったように思う。トムフ1は元トミックスの物があったけど。  ボギーのトキ15000はKATOのロングセラーがある。ワキ1というのも合いそうだし、ワキ700、ワキ1000も良いと思うが、木造電車改造のワ50

          EF13に似合う客貨車

          山本弘はもう来ない

           山本弘さん、SF作家である。SF作家っぽい珍しい名前や、読みにくい名前や、難しい名前ではない。  自分が山本弘さんの文章を最初に読んだのは、当時いた会社の偉いさんが怪しい水の機械にハマって、その関連の仕事をさせられている時に、上司がこっそり「こんな本もある」と「トンデモ本の世界」を渡してくれた時だと思う。「何か怪しい」がどこが怪しいか分かりにくい本の、怪しい部分についての解説が面白かった。  宝島社の「別冊宝島」のどれかだったと思う。あるSFに出てくる宇宙船が光速を超え

          山本弘はもう来ない

          SFと古代宇宙飛行士説

           エーリッヒ・フォン・デニケンの「未来の記憶 : 超自然への挑戦」(1969)のような疑似科学的な話と、ジェイムズ・P・ホーガン「星を継ぐもの」(1977)のようなSFでは、どちらが先に「古代に他から来た宇宙飛行士との接触」を描いたのだろうか。  1961年に来日したジョージ・ハント・ウィリアムソンは、この説の初期の論者であり、日本にかつて存在したコンタクティ系のUFO団体CBAの思想にも影響を与えたというが。  以前、こんな事を書いていたら、SF作家の山本弘さんからレス

          SFと古代宇宙飛行士説

          2次元作品「だけ」による街興しは厳しいんじゃないか?

          「にぎわいは創出された」とか、「のっぽパンの知名度は上がった」とか書いた方が人気は出るのは理解している。しかし、それは自分にとってはどうでもいい。  結果として仲見世のマルサン書店は無くなったし、あわしまマリンパークも無くなったのである。いくらファンの人が来てくれても、聖地であっても、それらは存続できなかったのである。  それ位の力しか無いのである。 「どうすればいいのか?」  恐らくそれに一番適切な回答は、 「世の中にはどうしようも無い事もある」  だと思う。

          2次元作品「だけ」による街興しは厳しいんじゃないか?

          巨泉の使えない英語の使えない部分

           大橋巨泉の司会で「巨泉の使えない英語」という番組があった。  タレントのデーブ・スペクターはこのタイトルを見て、「使えないのは彼の日本語の方、日本人はあんなに馴れ馴れしく言わない」と書いていた。  日本のテキストや授業にある英語が結構通じないという話は前からあって、「アイ・アム・ア・ボーイ」なんて(文通ならともかく)一生使わないだろというのも先輩から聞いていた。  その辺の諸々を番組にした訳である。  先行して「ギミア・ぶれいく」に「使える英語」というコーナーがあり

          巨泉の使えない英語の使えない部分

          動くプラモデルの記憶

           浮沈式潜水艦(トラブルにより)浮上せずとか、タミヤがなぜ1/35なのかといった話は広く知られている所である。  タミヤの伝導機構については、基本工作セットとして現在も続いている為、これはこれで興味深いので、いずれやってみるのもいいと思っている。  そして動かすといえば、伝説の航行ユニット、マブチの水中モーターも忘れる訳にはいかない。  これも様々な物をモーターライズさせる、魔法のようなユニットだったのである。今もタミヤから出ているらしい。  自分の場合は、まだ諸々よく

          動くプラモデルの記憶

          アニメ思い出し語り 32 一休さん

           実在の人物をモデルにしたフィクションであり、登場人物の設定がとても上手いと感じた作品だった。  もちろん、蜷川新右衛門は一休より年下で、仕えていた将軍も違うとか、そもそも室町幕府に寺社奉行はいないとか、金閣(北山山荘)にいた頃の足利義満は将軍ではないとか、突っ込み所は非常に多いが、それは水戸黄門なども同じ事である。  このアニメの中の一休さんは後小松天皇の子供だったという説を採用している。初期の話を観ると、南朝と北朝の対立がまだ残っており、北朝方の足利義満というのは一休

          アニメ思い出し語り 32 一休さん