アニメ思い出し語り 5 さすがの猿飛

 この「アニメ思い出し語り」では、どちらかと言うと「テレビマンガ」をメインにしようと思っていたのだが、「アニメだよな」ってのも書いてみたい。

 忍者ものというのはアニメ向きだと思う。だいたい同じ頃に「伊賀のカバ丸」(金玉学園ね)というのもあった。

 で、「さすがの猿飛」だが、この作品の主人公の肉丸というのがもう単なるスケベで、必殺技の忍法「神風の術」も女の子のスカートを捲るだけ。本気モードになるのはヒロインのピンチだけで「魔子ちゃんいじめた」を連呼する。

 エピソードとして印象に残るのは「モモちゃん忍法変身の術」(タイトルはうろ覚え)で、この回のゲストの声は「魔法のプリンセス ミンキーモモ」の人。パロディ元とは逆に子供に変身する話だった気がする。
 ミンキーモモにも「戦国魔神ゴーショーグン」の音楽がかかって合体ロボが登場する話があったから、パロディやりたい放題の時代だったのかも知れない。

 だいたいこれぐらいしか思い出せないんだけど、アニメ版では細かい鉄道ネタがちょくちょく出ていた気がする。ジェットコースターに乗りに行ったら先頭に「SNCF」(フランス国鉄)と書いてあったとか。
 これは当時、フランスの高速鉄道車輛が運転を開始し、営業運転速度で(一旦抜かれた)日本の新幹線を越えたって所からのネタだったと思う。

 そして最終回、主人公達の歩いていく所の向かい側にはEF55という戦前の電気機関車が見えている。これは当時は非公開で、残っている事を知らない人も多かった。
 最後に乗っていく電車がウグイス色の201系で「山手線」と書いてある。こんなのは現実には存在せず、当時鉄道模型だけKATOから発売されていた。山手線には結局201系は導入されなかった。

 覚えているのはこれだけだな。

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