1970年代終わりぐらいから学研は、「学習」から外れた何かを模索していたように思う。それは「科学」、「学習」、「コース」等の雑誌の学習以外の特集に対する手応えからだろう。具体的には心霊やオカルト、アイドル、青少年の性、漫画等があった。

　最初に成功したのはご存知(?)近代オカルトジャンルの「ムー」、次はアイドル雑誌を成功させ、「パンツの穴」を映画化させたりした。

　その一方人気漫画には「ハレンチ学園」、「ドッキリ仮面」、「ボスボロットだい」等、少年向けのエロい漫画の系譜も存在する。この話題がSNSで出た時、知り合いの知り合い(コミティアに出ている)から「ルナ先生も入れて」とか言われた思い出もある。

　どこまで入れるべきかは分からない。

　この2つの交わった所に「まいっちんぐマチコ先生」はあった。

　大丈夫か、それは?

　お話は、あらま学園を舞台に、マチコ先生とケン太達悪ガキがからむ。
　漫画はそこまでエロいエピソードばかりではなかった気がするが(もっとすごいのあるだろ)、やはり「学研」って所がいけなかったのか、PTA関係に叩かれたらしい。　

　アニメは静岡では変な時間帯にやっていて、なかなか観られなかった。
　マチコ先生はメグちゃん、モンスリー等の吉田理保子。ケン太は初代鬼太郎やど根性ガエルのひろし、999の鉄郎、2代目怪物くん、ドラゴンボールで色々等の野沢雅子。子分のカメはスパンク、ハゲ丸等のつかせのりこ。2の子分(原作では対抗する番長なんだが)金ちゃんは2代目ブタゴリラ等の龍田直樹。
　ケン太のライバル(?)山形先生はメガネ等の千葉繁。宿敵の教頭先生はエイドリアン等の松金よね子。芸達者が揃った豪華メンバーだ。

　アニメで自分が観る事ができた回でエロかったのは、ケン太と山形先生が菖蒲湯の日に女湯に乱入するやつ、それから屋内のテーマパークで詐欺師を追いかけ、途中で女性メンバー(マチコ先生と女子生徒)が全裸になるやつ(多分「ワンダーランド大追跡」)を覚えている。

　美人さんだけでなく、まる子のようなギャグ担当(?)の女子生徒までおっぱい出していたが、そういう所は好きだった。

　ああいう時代はもう来ないのかな。