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久々の台湾鐵牛車紀行 その1

 コロナ禍で中断していた台湾行き、ようやく再開となった。但し、今まで使っていた台北ナビの予約システムは多くのホテルで使えず、そもそもの旅費が以前とはまるで変わってしまっていて、「格安で行けた国、台湾」の時代は、すっかり過去のものとなってしまっていた。

 今回は羽田空港第2ターミナルから出発。少しずつ以前の運航本数に戻りつつあると聞いた。実はLCCが高くなっていて、だったらANAでもいいじゃんと決めた次第。

 そして無事に台北松山空港到着。もはや長年の付き合いとなった台湾の自動車マニアのセルシオさんが空港で待っていてくれた。
 こちらから土産の日本車のカタログ等を渡す。この日は夕方まで私の鐵牛車探しに付き合ってくれるとの事。

 まず台湾大学の構内で使用されているという、ステンレス製の3輪トラックがターゲット。ありがたい。台湾大学、結構広いのである。

 しかし、

 台湾大学の構内には数々の車輌があるものの、行けども行けども3輪トラックは見つからず。残念ながらこれ以上は次の機会にという事になった。

 昼食の後、続いては台北近郊の三重という街へ。ここに、台北近郊には珍しい3輪トラックの屋台が出るという。到着した所、うまく時間が合ったのか撮影成功。

 さらにその隣の屋台もオート3輪。探せばまだ色々ありそうだった。

 そして、今回のメインと言えばメイン、桃園近郊の龍潭という所にあるリサイクルの店に、むき出しのエンジンを搭載するタイプの鐵牛車が売り物として出ているという。
 しかし、店だけに既に無い可能性もある。エンジンむき出しタイプは昔は結構いたらしく、トラックのボンネット部分に発動機が載っている写真が撮られていたりするが、今では希少である。

 セルシオさんは行ってくれると言うが、実際はあまり期待しなかった。

 しかしである、

 発動機こそ失われているものの、「ボンネットにむき出しのエンジン搭載タイプ」がそこにいたのである。
 原型のボンネットがどんな形だったか等、謎も残る。しかし、とにかくこのタイプが撮影できた事は良かった。

 そしてセルシオさんと別れ、台南まで高鐵(新幹線)で移動。少し駅から離れたホテルに行き、ここでもう1人の長い友人のセイカさんに会う。

 このホテル、セイカさんの別の日本の友人も泊まったという。安かったからなあ。一応改装はされていて、そんな悪くはない。
 お土産をもらう。こちらからも日本の気動車の本を渡す。

 遅くなってしまったので、近所のファミリーマートで弁当を買ってくる。

サポートありがとうございます。 はげみになります。