こういう話はウケないのは分かるんだけど

 日本だけかもしれないけど、「三つ子のたましい百まで」って言葉がウケる。それは分かる。

 それで、ネット上で◯◯に興味持ったら治癒不能とかいう悪ふざけが拡散する。

 でも現実には小さい頃に興味持ったものをずっと好きでいるのはごく少数である。

 トーマスを楽しんでいる子やプラレールを買ってもらった子の中で、何%が鉄道好きになるだろうか? 現実を見て冷静に考えたら、1%は行かないよね。

 わずかな確率で鉄道に興味持ったとしよう。でも大体、小学校低学年ぐらいまでで鉄道の趣味からは離れて行くよ。ブルトレもゴハチもL特急も113系も貨物もみんなそう。

 そして小学校卒業ぐらいで更に減る。

 どんなにトーマスが好きになったとしても、ほとんどは「顔が付いていた」以外の事は全部忘れている。

 冷静になって自分の同級生を考えてみるといい。残ってないでしょ。

 俺なんかそうだよ。

 自分よりブルートレインに詳しい奴がクラスに何人もいたのに、111・113・115系のバリエーションについて語ったのに、電気機関車なのに屋根から煙が出ていて、故障じゃないかとか、クラスでそういう話をしたのに。

 あのさ、治癒不可能なんて絶対ウソだから。

 だったら俺にも、もっと友達がいたはずだよ。

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