また「ヒロシのひとりキャンプのすすめ」を観て思い出したアニメである。

　この番組、大体アニメか音楽の事しか思い出さないのは、困った事である。

　バーバパパ及びそのファミリーはフランスの絵本のキャラクターで、世界中で愛されている。

　今回思い出したのはこれの1970年代に作られたアニメなのだが、日本では1977年から放送された。

　静岡だと学校に行く直前の時間帯だが、結構衝撃的だった。声優が小原乃梨子と肝付兼太の2人だけ、短編で、1本の長さが短い。決して嫌いな感じではなかった。

　自分が観たのは「ドラえもん」の前で、肝付兼太というとジャングル黒べえのイメージだった。

「ヒロシのひとりキャンプのすすめ」で流れていたのは、バーバパパの子供の1人、芸術家肌のバーバモジャのテーマである。

ヤーンヤヤヤヤン　ヤーンヤヤヤヤン
ヤンヤヤヤンヤヤーン

うえをみて　したをみて　かきますよ
おめめをつむって　かきますよ
おしりのほうから　かきますよ
あたまのてっぺんから　かきますよ
はてなはてな　ハートはどこへつけようかな
ハートはどこへつけようかな

ヤーンヤヤヤヤン　ヤーンヤヤヤヤン
ヤンヤヤヤンヤヤーン

うーん　えーと　おお?　なんだかモジャモジャしてきちゃったな
うーん　どうするかなあ　どうしようかなあ
うーん　ん?　そうだ
けっさくがうまれるぞ
よーし　これだ

ヤーンヤヤヤヤン　ヤーンヤヤヤヤン
ヤンヤヤヤンヤヤーン

　こんな感じである。何かおかしい。

　他のきょうだいのテーマもおかしい。発明好きのバーバピカリのテーマはこうである。

こんがらがった　こんがらがった　こんがらがっちゃった
いりぐちどこだか　わからない
でぐちも　さっぱりさっぱりわからない
なんぼんあるのか　わからない
ぼくは　だれだかわからない
あたまのなかが　ぴかぴかぴっか
ぴかぴかぴっか　ぼっさっさー
ぴかぴかぴっか　ぼっさっさー
ぼっさのぼっさの　ぴかぴかぴっかぴか
(この調子でレコードでは3番まで流れる)

　一番強烈に感じたのは生き物好きのバーバズーのテーマである。

けむしにはしっぽがないぞ　ほんとだぞ　ほんとだぞ
ゆうやけに　あかとんぼが　こげてるぞ　ほんとだぞ

うそをついても　ともだちだ
ともだちだ　ともだちだ

けむしには　しっぽがないぞ
しってるかい　しってるかい

　他にバーバベルやバーバララのテーマ曲もあるが、男のきょうだいの曲に比べると、あまり面白くない。