スペインで

(画像は「ムー特別編集 世界UFO大百科」より)

 1969年1月29日 10時。スペイン、バルセロナ、サバデルから数キロのマタデぺラにて。

 ある老婦人が丘陵地帯を歩いていると大きな音がした。見ると奇妙な形の飛行物体が高圧線に衝突しそうになって急旋回した所だった。物体は長さ3m、幅2.5m、高さ1.5mくらいの大きさで金属製らしく、明るい光がたくさんついていた。タラサの方に飛び去ったが、着陸した跡ではないかと思われる凹みが地面に残っていた。

(「UFOと宇宙 コズモ」1974年6月号 「イベリア半島のUFO着陸事件」より)
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 いまだ「空飛ぶ円盤」の事例が各種、それこそまとまりがつかない程多用に存在した頃。いまだ「グレイ」が生まれていなかった頃。この頃の目撃事例というものが自分にとってはとてつもなく興味の対象となっている。
 この事例もそうだ。普通のおばさんが目撃するにしては、素晴らし過ぎるデザイン。一体どこから何をしに来たのか? バルセロナという所からガウディの建築をも思わせてくれる奇怪さ。スペインというとあの「王」の字入りで有名なウンモ円盤も現れた地。ホントとかウソとかそういうのを超越して恐い。そして大きさは意外にコンパクト。ヘタすると誰も乗れないかもしれない。この物体にも、もう一度地上に降りて来て頂きたいものだ。
 丁度この時期というと、日本ではUFO研究は停滞してしまっていた。各種円盤団体が、UFOカルト事件の影響もあって活動を停止してしまっていたのだ。ほとんどUFO研究団体が無いといえば現代と同様である。こちらはこの事件のような奇怪な事例を切り捨てていくうちにそうなってしまった訳だが、もったいない事だ。

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