はじめに

メリークリスマス🎄

改めましてSansan株式会社で新卒採用を担当しているにっしー(西村俊貴)と申します。11月から育児休暇を頂いております。今回は毎月末に投稿している育休note第三弾です。過去のものも以下に添付しておくのでご興味ある方はぜひ御覧ください。

「ベンチャー採用人事が男性育休を取ってみた No.1」
~育休を取るまでの経緯について~

「ベンチャー採用人事が男性育休を取ってみた No.2」
~育休を取得して１ヶ月経ってみて~

今回は子どもが生まれる前の期間”妊活”とそれに向けて知っておいてほしいことについて書きました。あまり男性目線でこのテーマについて書いてあるものを見たことがないですがとてもとても大切なことなので残します。

以下のような方にぜひご覧いただきたいです。
・将来子どもがほしいなと思っているママ・パパ予備軍の方
・妊活中の方々
・育児について不安を感じている方
・男性育休の取得を迷っている方
・これからお子様を産むメンバーを見ているマネージャーの方

妊活前に男性に知っておいてほしいこと

"妊活"について皆さんどの程度ご存知ですか？なんとなく子どもが欲しくなったときにやることくらいのイメージの方も多いんじゃないでしょうか。今日はいつからが妊活なのかという話をします。

いつから始まるのか。それは将来結婚して子どもが欲しいと思ったらそのタイミングがスタートのタイミング。なぜなのか。

少し話を逸しますが一般的に女性は年齢が上がれば上がるほど妊娠はしにくくなりリスクも上がると言われていることは多くの方がご存知のとおりです。では男性のリスクについてはご存知ですか？
（詳細はこの辺のデータを御覧ください）

話を戻します。実は不妊の要因の半分は男性起因なんです。要因についてはこちらのサイトの解説に譲ります。

伝えたいことは不妊の原因は男性にも50%ある！ということです。これだけ伝えられれば今回のnoteは十分です。しかも、、、女性が受ける不妊検査は体への負担が大きいですが、男性の検査には痛みも負担も伴わないんです。絶対検査してほしい。スマホでも簡易にチェックできるものもありますし、婦人科か泌尿器科にいけばすぐに検査できます。

将来悲しい思いをしないためにも特にこれから妊活を考えていたり、将来子どもが欲しいという方々に届けたいです。

我が家の体験談

なぜここまで強くこのテーマについて書きたいのか。それは我が家がまさに不妊予備軍だったからです。実際の体験を後世のために残します。

我が家では婚約前後から「早いタイミングで将来子どもが欲しい」という話をしていました。奥さんは保育士を目指していたこともあり妊娠・出産に関する知識が豊富で色々教えてもらっていたのですがその中で男性にも女性にも不妊の可能性があるんだよ。と教えてもらいました。

実は奥さんは検査の結果異形成だということが発覚。異形成は子宮頸がんの一歩手前の症状、重度になると手術で、手術すると早産のリスクが上がるので重度になる前に妊娠できたほうが母体的にも安心だという結果が出ていて不安な気持ちになっていました（現在は完治しています）。そこで自分もちゃんと調べておく必要がありそうだなとスマホで簡易にチェックができるキットで検査してみたのですが「精子の運動量が低く、妊娠可能性低いかも」という結果が出て驚きました。比較的健康で病気にもかかっていなかったので「結果がおかしいんじゃないの？」と疑いすらかけていました。ただ、もやもやが残るのでちゃんとした検査を受けなおそうということで婦人科に行き正確な検査を頼んだところ同じく妊娠可能性が少し低いという結果に。

将来子どもがほしいと思っていた僕たちにとっては残酷なメッセージです。気持ちも落ち込んだ時期もありました。葉酸を摂取したり、適度な運動をしたり可能な限りの改善策も取ろうと色々やりました。当時は誰にも相談できず結構心がしんどくなりましたね...。

歳を重ねれば重ねるほど更に妊娠可能性は下がっていく一方なので早めに妊活を初めて子どもが来てくれたら奇跡。ということで婚約してからすぐに籍を入れる前に妊活をスタート。月に１度しかない妊娠しやすい周期に願いを込めて日々を過ごします。

すると、本当にたまたまなんですが早いタイミングで子どもが奥さんのお腹に来てくれました。結果としてはすぐに来てくれましたが裏側には不安とリスクと祈りがたくさんありました。今考えると本当に奇跡。

今でこそ母子健康に生まれてきてくれて毎日見せてくれる笑顔に癒やされる毎日ですが、もしあのとき検査もせずなんとなく過ごしていたらこんな日々もなかったのかもと思うと背筋が凍ります。

家庭にはそれぞれ妊活はじめ複雑な事情が実は絡み合ってるということにも遅ればせながら気づかせてくれたこの経験を通じて子どもを育ててきた全世界のパパママを改めて尊敬しますし、未来のパパママや周囲の方々にも裏側に色々エピソードがあるんだよということを伝えたいと思うようになりました。

以上、長々と我が家の話を失礼しました。

全パパ予備軍に次ぐ

最後に、全パパ予備軍と周囲の方々に伝えたいことがあります。
子どもが生まれるということは本当に奇跡中の奇跡なんだということ。
不妊は男性にも要因は大いにあるので自分ごと化して未来を想像して早めにアクションしてほしいということ。
迷ったり不安になったらいつでも吐き出してもらったら受け止める覚悟はあるので連絡してほしいということを。

自分自身が不妊予備軍だったことには普通に生活していたら一生気づくこともなかったのでこのnoteが少しでも検査を検討するきっかけや何かの気付きになっていれば幸いです。

生まれてきてくれた我が子はきっと最高に愛おしいので今できることをやってもらえると嬉しく思います。

ポートフォリオ

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