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ベンチャー採用人事が男性育休を取ってみた No.1

## はじめに

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Sansan株式会社で新卒採用を担当しているにっしー(西村俊貴)と申します。先日我が家に待望の第一子が来てくれました。苦しい十月十日を我慢して乗り越えてくれた奥さんには感謝してもしきれません。

そんな私は11月からしばらくの間育児休暇を取得します。取る理由、期間、仕事の調整など色々知って欲しいなと思うことがあるのでnoteにして残すことにしました。

以下のような方にぜひご覧いただきたいです。
・妊活中の方々
・育児について不安を感じている方
・男性育休の取得を迷っている方
・これからお子様を産むメンバーを見ているマネージャーの方
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## なぜ育児休暇を取得するのか

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私は仕事が大好きです。今向き合っている新卒採用や人事としての仕事を通じて組織や企業が強く大きくなっていく様子に直で関われるこの環境がとても好きです。

そんな私が仕事を休んででもなぜ育児休暇を取得することにしたのか。

理由は2つです。
育児はパートナー二人の営みであり、お互いに支え合うものであるというベースの価値観を最初のタイミングで育みたかったからということと、後ろめたい気持ちを持ったまま仕事に向き合うことを選びたくないと思ったからです。

男性の育児休暇の取得率は日本だと12.65%とまだまだ低い水準だとは思うものの、昨年比較だと約1.7倍に増えてきています。昔は男性は稼ぎ、女性が家事をするというのがあたりまえでしたが今の時代その当たり前はまったく通用しないと私は思っています。パートナー2人でやるのが当たり前になる未来が数年先には来ているはずです。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/71-r02.html

来てくれた我が子に対しても父がいつもいなかったという寂しい記憶を残してあげたくないという気持ちもあったので育休を取得するということは妊活をしていた当時から決めていました。
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## 夫婦で何度も議論した取得期間について

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法的には育児休暇はどのくらいの期間取得する権利があるかご存知ですか?誕生から満1歳まで取得する権利がどんな親にもあるんです。

私は約半年間、厳密には保育園に入園できる目処が立つまでの期間を取得する期間として今回決断をしました。男性の取得期間は5日未満が56.9%、8割以上が1か月未満という中では長いほうだと思います。

この期間を決めるまでに我が家では夫婦で何度も議論しました。(最後には私も涙を流すくらいに笑)

当初私が想定していた期間は2ヶ月間。このくらい取れれば育児もバランスが取れるようになって仕事にもそこまで支障がでずいい塩梅の期間だろうくらいに考えていました。ただ、この見積もりが甘いことに奥さんと話している中で気づきます。我が家は共働きで実家の両親の援助もほぼ受けないカタチでの育児になるのですが、それだと2ヶ月間私が休んだとしてもその後ワンオペになってしまい苦しい状況を作り出してしまうことがわかりました。

「あなたは、2ヶ月間という期間が妥当だと思っているの?」そう奥さんに問われたときに明確な理由を言葉にできなかったんです。正直自分は仕事が好きですし、成果も出始めているタイミングだったので将来のキャリアのことも考えて長期離脱するということに恐れを感じていました。無意識にその想いが期間を決める理由になっていたんだと思います。

期間について夫婦間で揉める中で自分のキャリアのことについても普段は話せない本音をぶつけたときに思わず悔し涙が流れてきたんですが、それと同時に今まではそんな思いも奥さんには話せてなかったのかとハッとする機会になりました。そして、それほどの想いがあるならば少しの間離脱したとしても戻ってから思いっきりキャッチアップしてまた成果に向き合えると同時に思いました。

最終的には「保育園に入れることができる目処が立つ」タイミングまでこれれば育児のバランスも取りながら働くことができるよねとお互いに合意して期間を決めることになりました。

大切なことは夫婦間での徹底的な議論を通じてお互いに納得感を持てる期間の意思決定をすることだと感じました。決まってからは気持ちもスッキリして仕事にも育児の準備にも向き合えるようになりました。
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## 受け入れてくれたチームへの感謝

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我が子を産んでくれた奥さんや、支えてくれている家族や仲間にはもちろん感謝していますが、今回特に感謝を伝えたいのは育休取得を受け入れてくれたSansan株式会社と新卒採用グループのみんなです。

本選考期真っ只中のこの期間に育休に入る私とチームの成果のために、早くから組織体制の調整や引き継ぎの段取りの相談に乗ってくださったマネージャー、私が抜けることで更に忙しくなるにもかかわらず快く受け入れてくれたメンバーのみんな。改めてになりますが本当に恵まれた職場で働けていることを実感しました。

戻ってきたら今まで以上に成果に向き合うので少しばかり待っててください。強くなって戻ってきます。

Sansan新卒採用グループは最高のメンバーがそろっているので安心して休めます。ありがとう。
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## 最後に

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長くなりました。以上が私が育休を取得することになった経緯と想いです。
少しでも誰かのお役に立てればと思って書いたのでぜひ拡めていただけると嬉しいです。
男性育休はまだまだ少数派ですが実体験を語れる一人の人間として伝えられる情報はどんどん届けていきます。
取得を考えているけれど不安な方や、パートナーに相談するのが不安な方などぜひいつでもTwitterのDMから相談ください!
それではまた。
Twitterは毎日続けていくので引き続き繋がってくださったみなさんと仲良くさせていただきたいです!
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##ポートフォリオ

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こちらに私のSNSやキャリアサマリ諸々まとめております!

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