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秋のヒカリ



今日はまぶしい朝だった。

目を覚ますと、太陽が眩しい光を放っている。
窓の外では、秋風がそよそよと吹き抜けている。

何か特別なことが起こる予感はしていたけれど
そんな矢先に街中で見知らぬ人が私に近づいてきた。

彼は優しそうな笑顔で、手には美しい花を持っていた。
私は驚きながらも、何故か彼から花を受け取っていた…。

その花は、まるで秋風を誘うように揺れていて
それは深い赤色で、花びらの先には優雅な曲線が描かれている。
見たこともない花だけど、何故か心がほっこり温かくなる。
その時、何か特別な何かが私の中で生まれたような気がした。
見知らぬ人から受け取った美しい花のように、
自分も誰かに温かさを届ける存在でありたいと。

まぶしい朝の一瞬の出来事が、
私の人生に大きな影響を与えるなんて、
思ってもみなかった。

私も誰かのために
 何かを届けたい…。