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片頭痛について知ろう②


前回の記事 片頭痛について知ろう① の続きです

前回の記事では片頭痛の一般的な症状や治療について
私なりの視点でまとめてみました!

この投稿で、noteには登録しいていない方からのいいねやSNSでのシェア?などいただき、改めて片頭痛で悩んでいる方の多さに気づかされました。

今回は、私の「体験」に基づいた片頭痛について記載していこうと思います。頻度や原因は人それぞれだと思いますので、参考程度に見ていただければと思います。
後半、自分なりの頭痛対処法についてもご紹介しています。


①:片頭痛とわかるまでのプロセス

私は2022年2月頃より片頭痛を自覚し始めました。
理由はふつうの「頭痛」とは明らかに違うと感じたことでした。
以前もたまに(1~2回/月)頭痛があることはありましたが、少し休んだり、市販薬(ロキソニンやイブプロフェンなど)の使用ですくによくなることがほとんどでした。
しかし、片頭痛の時は起き上がれないくらいの痛みが続き、体を動かしたり、起き上がると痛みが増すという特徴がありました。市販薬では効かず、ついでに吐き気もあるようなかんじ。
でも、かちわれるような痛みがじっとしていれば少しマシだったり、意識ははっきりしていたり、しびれとかはないことから深刻な頭痛(くも膜下出血などの二次性頭痛)ではないかんじでした。

あとになってこれが片頭痛とわかりますが、最初はなにかもっと大きい病気があるのではとも思い、脳神経内科へ行きました。
そこでMRIや採血を行い、ほかの病気は否定的であることから「片頭痛」が最も怪しまれることとなりました。
そして適した処方を受け、片頭痛専用の治療薬を使用することになりました。そちらの薬も効いていたことから「片頭痛」ということで間違いなさそうだとなりました。

そのため、私的に片頭痛とわかるまでのプロセスには
*片頭痛の特徴的な症状が出現する(体験する)
*医療機関での検査でほかの病気との鑑別を受ける
*片頭痛専用の治療薬が効く
という過程があったと感じています。


②:片頭痛の対処のポイント

いきなり片頭痛が私の生活に現れるようになり、単純に薬を飲む頻度も増えました。
最初は予防薬などの内服と頭痛発生時の頓服を併用していました。

片頭痛が来た時、つい「少し休むとよくなるかも」とか「薬を飲みすぎたらよくないよな」とかあれこれ考え内服が遅くなりがちです。
今でもやりがちなのですが、これはほんとに「痛い」とおもったら「すぐに飲む」が大事です。
そうでないとトリプタン系の薬剤は効果が出るのが遅くなってしまうそうで、結果「痛みに耐える時間」も長くなってしまうわけです。
なので痛くなったらすぐに飲む!が肝です。


③:片頭痛の原因を探る

原因はストレスや気圧、ホルモンの変化、水分不足、睡眠過不足・・様々なようで、なぜ起きるのか?を突き止めるのはかなり大変なことだと思います。
実際に私自身、いまも「これ」といった原因はつかめていません。

ただ、「自分の頭痛の傾向を知る」ということは原因を探ることにも繋がり、結果として予防や対処に大いに貢献できると思います。

片頭痛3年目の私のお勧めは片頭痛を記録し、可視化することです。
具体的にどのようなツールを使って可視化しているのかを2つご紹介します。

おすすめツール①頭痛ダイアリー

こちらは頭痛がいつおきて、どのような痛みだったのか、どのくらい生活に影響があったのかを紙で記録していく日記(よりも簡単)のようなものです。

日本頭痛学会HPのなかの頭痛ダイアリーをダウンロード(PDF)という個所から書式をダウンロードできます。
また、ダイアリーのつけ方をHPより引用させていただきます。

1.1枚が4週間の記録となっており、月曜日からスタートします。頭痛が起こった日付を入れてください。
2.月経期間に線を引いてください。
3.一マスが1日で、午前・午後・夜に分けてあります。頭痛の起こった時間帯に合わせて、頭痛の程度を3段階(重度 +++・中等度++・軽度+)で記載し,下段に使用した薬剤名と効果(効いたかどうか)を記載してください.効いた場合は薬剤名の略称を○、やや効いたら△で囲んでください。
4.影響度のところへは日常生活にどれくらい影響があったかを3段階で記載してください。
5.MEMOの欄にはずきんずきんとした痛みかどうか、光や音に過敏になったか、吐きけがあったか、などを記載してみてください。頭痛を引き起こしたと考えられること、たとえばイベント、外出、天気、寝すぎ、など気がついたことを書いてください

一般社団法人 日本頭痛学会HP 頭痛ダイアリーで頭痛を攻略より引用

※頭痛ダイアリーの記載例と実際に使用しているダイアリー

記載例に沿って書いていきます
この時期は体調を崩し、やけに血圧が低い日々だったので
血圧と頭痛の関連について、一生懸命調べています(笑)

これ!という原因でなくともこれなんじゃないか?やこういうときに起きやすいよな、という観察ができます。
試行錯誤の毎日です。

おすすめツール②片頭痛@LINEへルスケア

こちらも頭痛ダイアリーのように、「記録する」ことをメインに使っています。
スマホのライン上で操作できるため、紙媒体にすぐ書き込めない時など、忘れないうちに入力しています。
スマホの画面に沿って「頭痛の程度」「服用した薬の種類」「効果があったかどうか」「詳しい症状(日常生活への影響、誘因として思い当たるもの)」を入力していきます。
上記の頭痛ダイアリー(紙)の電子版共言えますが 自分で考えなくとも、選択式で入力できるという点があります。

また、この機能で画期的なのが「確認する」という機能だと思います。
自分の頭痛の月ごとのサマリーや年間レポートとして月別の頻度や頭痛が多かった時間帯、誘因割合を統計的に、自動で出してくれます。

※実際の画面

2023年 年間の頭痛の程度と推移
9月~注射の効果もあり、頻度は減少している
時間帯による発生頻度
午前は比較的少なく、午後~夜が多いことがわかる
年間を通した誘因割合
月にもよるが、ストレス・疲れ・月経・緊張は常にランクイン

紙でももちろん見れますが、まとめたり、傾向を知るうえで分かりやすいと思い、使っています。
年間でなくとも、月ごとの詳細も閲覧可能です。

今年2月のサマリー
注射投与間隔をあけたことで頻度が増した
誘因記録をみて、気を付けようとなる

他にもメニューの欄に「片図鵜痛を知る」「ブログを読む」「専門医を探す」などの項目があり、片頭痛に悩む人にとってすごく助かるツールがたくさんなのではと思います。

私はこの存在を受診先の病院でおいてあったパンフレット?を読んで知りましたが、受診まで至っていない方や今悩んで困っているひとにもっと届けばいいなと感じました。
気になった方はこちらからチェックしてみてください。


と、ここまですこしでも有益な情報になっていたなら幸いです。
なにかの回し者では決してありません。自発的に記事にしました。

わたしは最近も片頭痛で何日も無駄にするなどして、ずーんとなってたりしました。3年目になりますが、頭痛持ちの自分がふつうとは思いたくなく、よくなる希望を持ち続けたいと思います🐼

私以外に悩んでいる方も多いと思うので、反響があればまた形にしていきたいと思います。
結構私としては、画像なども載せたりして、凝った投稿となりました。笑
医療や頭痛関係のお仕事依頼、まっています💛

最後まで丁寧に読んでくださり、ありがとうございました!🌱✨

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