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井上尚弥選手が凄すぎる🥊

井上尚弥選手が階級を上げてもしっかり勝ってきましたね。
井上尚弥選手がボディでKOが僕の予想だったのですが、タコ殴りでTKOでした。

フルトン選手はもちろん強敵であったわけなんですが、距離やポジションどりでかなり嫌な動きをしていました。あの相手にアジャストするのは難しいなと思っていましたが、そこをしっかりやってくるのが井上尚弥選手。

フルトン選手が試合後の会見で言っていたようにボディジャブがかなり決まっていました。あれは結構リスクがある技でボディにくるのがわかっていたら耐えながら上から右をかぶせることができるのです。それを上のジャブはなんとか反応していたフルトン選手もボディジャブは見えていませんでした。

そのボディジャブは鳩尾を捉えていたので、タイミングのわからないパンチが鳩尾に打たれたことになります。その結果ガードが少し下がり真ん中に寄ったところを右フック、グラついたところを追いかけて行って左のフックを振り抜く。

正直この段階で勝負アリでしたが、そこは相手も世界チャンピオン。なんとか立ち上がってきました。クリンチで時間をやり過ごそうとしますが、井上尚弥選手にしっかり処理されてTKOになりました。

今回の勝利のきっかけはボディジャブに尽きると思いますが、普通の人が安易にやると被せのカウンターを受ける危険な技です。ポイントは相手に見えない、わからないタイミングで打てること、的確に鳩尾を撃ち抜いて、意識をそっちに持っていかすことができることが最低条件と思われます。

僕はボクシングならハメドスタイルが好きですが、井上尚弥選手は近代ボクシングの完成形と言って過言ではないでしょう。

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