なんてことない事を長々語るマン

なんとなく日常を生きている野郎が、なんとなく感じたことをそれっぽく語るだけのもの。

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なんとなく日常を生きている野郎が、なんとなく感じたことをそれっぽく語るだけのもの。

最近の記事

「シンプルな暮らし」が口癖の人が身近にいる。 その暮らしに必要なものをあれこれ語ってくれるのだけれど、その人の一日はシンプルを追求することで詰まりに詰まっており、それはシンプルな暮らしなのだろうかという疑問が浮かんでくる。 単純で簡潔に生活をまとめるのは難しいのかもしれない。

    • 「できない」を「できる」に変える。 よく見る文言だ。 できない人の特徴はこう。これを直しましょう。それからこうしてこうする。これができる人の特徴です。 それらはできないことに苦しむ誰かのためのものではある。 けれど、なんだかその「できないをできるに!」ということに虚しさを感じる。

      • さまようことが好きだ。 近所でも旅行先でも、気が向いたところにふらりと出かけて、面白いものがないかを探す。 自分がどこにいるかは関係なく、休みたい時に休み、歩きたい時に歩く。 そういう「ゆるさ」がくれる発見を僕は愛している。

        • 本屋を巡るのが好きだ。 書店Aから書店Bへ行き、その移動の途中に牛丼チェーンで食事をする。たくさんの本に囲まれて心を満たし、たっぷりの肉とごはんで腹を満たす。 圧倒的な幸福がそこにある。

        「シンプルな暮らし」が口癖の人が身近にいる。 その暮らしに必要なものをあれこれ語ってくれるのだけれど、その人の一日はシンプルを追求することで詰まりに詰まっており、それはシンプルな暮らしなのだろうかという疑問が浮かんでくる。 単純で簡潔に生活をまとめるのは難しいのかもしれない。

        • 「できない」を「できる」に変える。 よく見る文言だ。 できない人の特徴はこう。これを直しましょう。それからこうしてこうする。これができる人の特徴です。 それらはできないことに苦しむ誰かのためのものではある。 けれど、なんだかその「できないをできるに!」ということに虚しさを感じる。

        • さまようことが好きだ。 近所でも旅行先でも、気が向いたところにふらりと出かけて、面白いものがないかを探す。 自分がどこにいるかは関係なく、休みたい時に休み、歩きたい時に歩く。 そういう「ゆるさ」がくれる発見を僕は愛している。

        • 本屋を巡るのが好きだ。 書店Aから書店Bへ行き、その移動の途中に牛丼チェーンで食事をする。たくさんの本に囲まれて心を満たし、たっぷりの肉とごはんで腹を満たす。 圧倒的な幸福がそこにある。

          テーマパークで購入した土産を渡すために市民センターで親戚と待ち合わせをした。 到着と同時に降り出した雨をぼんやりと窓越しに眺めていると、こうした場にある独特の静寂が体に染み入ってくるのを感じる。 ひとりでいた時間は5分程度。 その5分の静寂が、不思議と心地よく、癒しとなった。

          テーマパークで購入した土産を渡すために市民センターで親戚と待ち合わせをした。 到着と同時に降り出した雨をぼんやりと窓越しに眺めていると、こうした場にある独特の静寂が体に染み入ってくるのを感じる。 ひとりでいた時間は5分程度。 その5分の静寂が、不思議と心地よく、癒しとなった。

          自分らしさとは。 学生時代、電車やバスを待つ間にそんなことを考えていた。その答えは今も出ていない。けれど、それでもいいのかもしれない。らしさというのは、見つけるものではないんじゃないかと感じてきた。 君らしいねと誰かが言ってくれる自分を大切にしたい。今はそう思う。

          自分らしさとは。 学生時代、電車やバスを待つ間にそんなことを考えていた。その答えは今も出ていない。けれど、それでもいいのかもしれない。らしさというのは、見つけるものではないんじゃないかと感じてきた。 君らしいねと誰かが言ってくれる自分を大切にしたい。今はそう思う。

          夜中に目が覚めてしまった時はベッドから出てよく冷えたお茶を飲む。よく冷えたというのがポイントで、氷でキンキンに冷やして飲む。余計目が覚めてしまうではないかと言われるが、それを飲むとリラックスできるのだ。 あたたかみばかりが癒しではない。ツンとした冷たさがくれる癒しもある。

          夜中に目が覚めてしまった時はベッドから出てよく冷えたお茶を飲む。よく冷えたというのがポイントで、氷でキンキンに冷やして飲む。余計目が覚めてしまうではないかと言われるが、それを飲むとリラックスできるのだ。 あたたかみばかりが癒しではない。ツンとした冷たさがくれる癒しもある。

          どしゃ降りの雨の中で

          どしゃ降りの雨の日、傘をささずに歩いている人を君は見かけた。 君は僕に言う。 「ヤバい人いますね」 どうして? と僕は君に問うてみる。 「どうしてって……雨の日に傘ささないで歩いているんですよ?」 傘をささずに歩くのがおかしいの? 傘を忘れたのかもしれないよ? 「忘れたって感じじゃないですよ。そうだとしたらもっと焦るでしょ?」 そうだね、確かに。じゃあ、あの人が傘をささないということを自分で選んだってだけなんじゃないかな。 「いや、だからそれがヤバいんじゃないんですか?」

          おだやかな暮らし

          おだやかな暮らしというのはどういうものだろう。 そんなことをぼんやりと考えることが時々ある。 いい暮らし、立派な暮らし。そういうものとは違う。いや、そういうものも含むのかもしれないけれど、別にそうであることが絶対でもない。 慎ましやかな暮らしをしていても、派手で刹那的な暮らしであってもいい。 おだやかな暮らしというのは、本人にとっての心の安定のもとに成り立つのだと思う。 では、そのおだやかさはどうすれば生まれるのか、といった話になると、自己啓発的な話になっていくのだろう。

          新聞のテレビ欄が好きだった

          幼い頃の僕にとって、日曜は特別だった。 7時半から8時半までの時間帯に放送されているヒーロー番組を見るため、家族の中の誰よりも早く起きる。いつもは7時に起きるのすら苦痛なのに、目覚ましなしで午前5時には必ず目が覚めた。 布団から出て、ポストに投函されている新聞を取り、番組が放送されるかをテレビ欄で確認する。 その時間が何よりも好きだった。 番組のタイトルと、軽い内容説明。それをじっとながめながら、今日はどんな話なのかを想像する喜び。 放送そのものよりも、その時間のほうを楽

          新聞のテレビ欄が好きだった

          身近な旅、例えば少し離れた公園とか

          旅に出ることは癒しになるという。 そんなことを聞いて、ふと考える。 「出かける」のと「旅」というのは違うものなのかなと。 気になったので、手元にある辞典でそれらの言葉を意味を調べてみた。 旅というのは家を離れてよその土地へと行くこと。 出かけるというのは帰るつもりで家から外へ出ていくこと。 どちらも「家から外へ出かける」ということが基準。 旅のほうが「距離」を感じるなと思う。家から「離れて」とあるわけだし。 一泊することも「旅」と「出かける」の違いなんだろうか。では、日帰

          身近な旅、例えば少し離れた公園とか

          脇役とはいうけれど

          自分は主人公にはなれないですからね。 こんな風に言っている人をみかけた。 主人公へのあこがれというのはわかる。 けれど、その憧れって、なにをもっての憧れなんだろうとも思う。 成功すること? モテること? 優れているということ? 並べてみると、確かにそうした「主人公力」があれば充実しているのかなと思う。 でも、主人公って結構大変なんじゃないかなと同時に思う。 キラキラと輝く人生を物語の中ではなく現実でおくるためには、相当な努力がいる。ひたすら自分を磨き、人から愛され、人を愛

          眩しかった彼

          教室の隅から見ていたあの人。 チケットを作り、クラスの人に配って、多目的室で芸を披露していた。 みんなを笑わせるスター。僕はほとんど関りがなかったけれど、すごいなと感じていた。 「がんばってね」 なんでもいいから言葉を伝えたくて出てきた言葉は、あまりにもありきたりで恥ずかしかった。 けど、彼はとても爽やかな笑顔を浮かべ、「ありがとう!」と言ってくれた。 「何年かかっても夢を叶える。叶えなきゃ、幸せになれないから。○○君も、いっぱい本読んでてすごいよ。それがきっと何かに繋がると

          雨を嫌う人は多いが、画面越しであったり、絵で描かれたものなら好きという人も多い。 わずらわしく思えることを美しいと思えるものに変える。その「変換」に表現の力を感じる。 当たり前にあるもの、嫌だと思うもの。そうした身近なものを「かけがえのない美」に変えることが表現力なのかもしれない

          雨を嫌う人は多いが、画面越しであったり、絵で描かれたものなら好きという人も多い。 わずらわしく思えることを美しいと思えるものに変える。その「変換」に表現の力を感じる。 当たり前にあるもの、嫌だと思うもの。そうした身近なものを「かけがえのない美」に変えることが表現力なのかもしれない

          ここ最近寒さが増した。指先の動きが冷気によって鈍り、吐き出した息は靄のように白く拡散する。12月を過ぎ、1月の初めを越えると、冬も表情を変える。 ひたすらに寒く、ただただ乾いた空気。寒いという言葉にこめられた感傷は消えて、ただの事実になる。そんな、乾いた瞬間の冬の表情が好きだ。

          ここ最近寒さが増した。指先の動きが冷気によって鈍り、吐き出した息は靄のように白く拡散する。12月を過ぎ、1月の初めを越えると、冬も表情を変える。 ひたすらに寒く、ただただ乾いた空気。寒いという言葉にこめられた感傷は消えて、ただの事実になる。そんな、乾いた瞬間の冬の表情が好きだ。

          映画『PERFECT DAYS』を観終えて。

          ここの演出がすごいということや、この演技が素晴らしいという専門的な評価は自分よりもはるかに優れた方々行っているから、あくまでもひとつの作品に感動したひとりの観客の独り言と思ってここにそれを書こうと思っています。 独り言ならばわざわざ書かなくとも、というのもあるけれど、自分の中に押しとどめておくには苦しいほどに作品が深く刺さってしまったので、いつまでも引きずってしまいそうな余韻から抜け出すために、そして、今日この映画を観たのだという感動の記録という意味でも、書き残しておきたい

          映画『PERFECT DAYS』を観終えて。