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将来の夢は「ヒッキー」



「ヒッキー(宇多田ヒカル)になりたい!」



小さい頃、誰しもが聞かれたことがある「将来の夢は?何になりたいの?」の質問にわたしはこう答えていた。


毎回、
「え???、、、歌手??」って聞き返される。


「いや、歌手じゃなくて、ヒッキーになりたいの。」


こんなやりとりが懐かしい。


昔からずっと宇多田ヒカルさんが大好きで、彼女はいちばん憧れの存在だった。小学1年生のとき、サンタさんからのプレゼントで”e-kara”というカラオケマシーンを手に入れた。


当時、ダンスクラスに通っており、レッスンが終わっても体力が異常にに有り余っていた。暇させあれば家の中で踊ったり大声で歌ったり好き勝手やっていたのを両親が見かねて、はけ口としておもちゃを買い与えてくれたのだ。


テレビ画面に映し出されたカラフルな世界を目前にして、興奮した。一番嬉しかったのは、曲名にお気に入りの彼女(宇多田ヒカル)の曲がズラリと並んでいたこと。
とりわけ、「First Love」「Can You Keep a Seacret? 」「traveling」「Automatic」「COLORS」は本当によく歌った。(スーパーエモいぃ)


みんなが「たまごっち」や「ポケモン」に熱中するなか、わたしはカラオケ以外アウトオブ眼中だった。テレビゲームはいまだに苦手で、ルールを理解してコツをつかむのに結構な時間がかかる。ゲームセンターにある類のマシーンも死ぬほど苦手。自分ができないと分かっているせいか、ケースの中のぬいぐるみを欲しいと思ったことが無く、このなかから選ぶなんて、選択肢が少なすぎる〜って思ってしまう。ゲームとはそういうものではないと分かってはいるのだけれど。心底かわいげがないよね(泣)。というか、あれ得意な人すごすぎるよね。いつ習得したの?相当練習したんだろうなって思う。


ゲーム得意な人って勉強できる人多くないですか?わたしの周りには数学得意な人多い気がする。


宇多田ヒカルの曲の話に戻って、これ共感してくれる人がいたら嬉しいのだけれど。


※「COLORS」サビ冒頭青い空が見えぬなら青い傘広げて〜 →サビから入ってくる人がたまにいて、ガチギレしたくなる。


※「First Love」冒頭最後のキスはタバコの flavor がした/ニガくてせつない香り〜→このフレーズが小学生で理解できたはずがない。


そう言えば、小学4年生の時バスケ部の6年生のお別れ会で、なぜか「Flavor of Love」をアンコール含めて2回アカペラで歌ったの。最初の出だしが難しくて「せーの!」で歌い始めるって、小学生らしい。今考えるとわりとこれも渋い選択だったな、「人生の味?風味?」だぜぃ。



安室奈美恵さんの引退がすぐそこに迫っていて、安室ちゃんって、日本だけでなく広くたくさんの人の心の支えになってるんだな、泣いちゃうほどってすごいなって。


あぁ、わたしの心の支えは宇多田ヒカルの音楽だよなぁ、そうだよなぁって再認識した。


久しぶりにカラオケ行きたい。



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