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Calavera Cat

今さらだが、メキシコの死者の日を題材にしたディズニー&ピクサー映画「リメンバー・ミー」を観た。
カラフルな映像で描かれる死者の世界の美しさは圧倒的で、お盆の時期に観るのに相応しいテーマの映画だった。
ネタバレになることは書かないが、遺影(写真)が物語の重要なキーアイテムになっている、ということだけはここに書いておきたい。
私にも遺影(写真)に関連して、死者と生者の世界を繋ぐ出来事があったのだ。

我が家には3匹の猫がいた。
過去形なのは、そのうちの一匹が今はもういないからだ。
その猫は、アリスという名前の純白のメインクーンの女の子だ。
アリスがどんな猫だったかは、長くなるのでまたの機会にするが、彼女は男嫌いで私よりも元嫁に懐いていた。
気紛れで、たまには私のところに甘えに来てくれることもあったが。
私達夫婦が別居をするときも、元嫁がアリスを引き取るのは納得できることだった。
その後、アリスは病気になり壮絶な闘病の末に2021年の9月20日未明、虹の橋を渡っていってしまった。

そのアリスが、8月13日の夜に私の夢に出てきたのだ。夢のなかで、横になっている私の左腕に香箱座りしてきた。
お盆の明け方に夢枕に立つのは、実にアリスらしいと思た。そして彼女が私に何を訴えたかったのかも理解できた。

アリスの葬儀の日、元嫁に分骨するか聞かれたが、身体がバラバラなところにあるのは都合が悪いだろうからひとつに納めておこうと答えた。
遺影も私の分はもう少し落ち着いてから用意すると話したのだが、2年近く経った今年のお盆にもまだ用意できていなかったのだ。
アリスを待たせてしまっていたようで申し訳なかった。
現在は、私のところにも遺影を飾ったので、次にこちらの世界に来るときは心配いらないだろう。

「リメンバー・ミー」を未見の人で、遺影がどう関係があるのか・・・意味は分からないが興味を持ったという方は、ぜひ鑑賞されることをお勧めしたい。


遺影に選んだのはこの写真

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