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カミーノの旅が終わった そしてポルトへ

昨日、サンティアゴ・デ・コンポステーラからポルトガルのポルトにバスで向かった。

ポルトガルに来るのは人生で初めてだ。
初めての場所はいつだってワクワクする

歩けば10日〜2週間はかかる道のり

バスだと僅か3時間半

あっという間だ。

そして、3000円で来れてしまう

バスはとても快適だった。

雨にも濡れず あっという間に次の町へ

そして、到着して感じた。

もし、カミーノの道をバスを使っていたら こんなに沢山の思い出はなかっただろうし 道中出会った人とも出会えてなかっただろう

ゴールが目的だけではない。

太陽の照りつける暑さも 冷たい雨も 心地の良い風も強い風も 
美しい雲や霧も 美味しいごはんやワイン
バルの賑やかな話し声も 交わした沢山の挨拶も 出会った友人も

全て心に残ってる。歩けてよかった。

バス停に向かう途中
雨の中 素敵なサックスの音色が聴こえてきた


フィステーラとムシアの分かれ道まで歩いて戻り、そこからコンポステーラまではバスを使うことにした。

再び戻ってきた フィステーラとムシアの分かれ道

その日もサニーと一緒だった。

バスは1日1本 夜の便しかなく、その日も雨だったので 唯一開いていたバルでゆっくりした

飲み物を頼むとピンチョスが付いてくるスペインの文化
コーヒーにはマフィン
ビールにはソーセージとチーズとパン
サービスで沢山くれた

もうすぐバスが来る時間だったのでバス停へ。

予定時刻になったがなかなかバスが来ない。
次第に雨が強くなり、屋根のないバス停でひたすら待つ私たち

予定時刻から40分が経った。

全身びしょ濡れになり、日も落ちてすっかり暗くなり、長居させてもらったバルに戻ることにした。

バルに戻る途中、一台の車が停まり、バス停はここじゃないよ、バルの前だよ という

コンポステーラの宿も予約していて、ポルトガル行きのバスも予約している

重大すぎる事ではないけれど、今夜はコンポステーラに行けないかもしれない。
田舎町で泊まる場所があるかもわからない。

そんな中、バルに戻ったらお店の人がアクシデントが起きて、バスが10km手前で停まっているらしい、もしかしたらここに来るかもしれないし、わからない と教えてくれた。

可能性を信じてまた雨の中待っていたら、しばらくしてバスが来た!

辺りは暗かったので大きく手を振っていたら停まってくれ、乗ることができた。

ずぶ濡れで笑い合う私たち

時々 起こる出来事はドラマチックな演出をしてくれる

ああ、乗れた!


歩けば3〜4日かかる道のりも、2時間であっという間にコンポステーラに着いた。

久しぶりに大きな町に戻ってきた

頑張った自分たちへのご褒美と 今日がカミーノの本当の最終日。

温かい 美味しいものを食べよう!
と、サニーの提案で中華の鍋を食べることに。

最高です
久しぶりにアサヒビールを飲んだ
すごい量(笑)
温かいスープが身に染みる〜

最後まで、色々なことがあった。

2時間前は本当に寒くて そして、ちゃんと到着できて、温かいものを温かい場所で食べられている

全て良き思い出だ。


今日はコンポステーラで最後に素敵な珈琲屋に行けた。

ピアノの演奏が始まった
アイリッシュコーヒーと
リキュール入りのホットチョコレート
雨の日に似合う

2つ、やり残したことがある

やり残したことは 時にまた来る理由になる

いつかまた、この地に来たい。

いつの日かまた

今日からポルトガルの旅の始まりです。

スーパーでポートワインを探した
ポートワインと、ポルトガルのビール
今夜はこれで乾杯
明日からの日々が楽しみだ


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