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とにかく美味しい珈琲が淹れたい

数日前、サロジさんに、サロジさんたちが作るコーヒーを帰国したら淹れたいと伝えさせてもらった。
私は今回ここに来させてもらって、サロジさんと奥さんのケンさん、サロジさんと共に働く人たちの情熱や人柄に魅了されて、帰国したらサロジさんのタイのコーヒーも大切なメニューの一つにさせてもらえたらいいなぁと思っている。

そんな想いを伝えたところ、数日前コーヒー豆の精製所に連れて行っていただいた。

日本に送らせていただくコーヒー豆を、脱殻してくれるという。

ここで働く人たちは、耳が聴こえない。
サロジさんも、手話で会話をしている。

脱殻機
天日干ししたコーヒーチェリーを生豆にする機械
生豆のサイズごとに、バケツに振り分けられる
天日干しされたコーヒーチェリー
脱殻後の生豆
状態のいい生豆とよくない生豆を選別する機械

私の英語の聞き取りが合っていれば、教育が受けられなかった人や、耳が聴こえない人たちの仕事をサロジさんは作っているらしい。

精製所がある森で暮らしている人もいて、脱核してくれた方たちは10年以上、ここで働いているらしい。
1人の方は子供も3人いるみたい。

かつてはアルコール依存症の人もいたと聞いた。

彼らは手話で会話をしながら、阿吽の呼吸でテキパキと熱心に働いている。
コーヒー豆が入ってる袋は50kgはあるので、かなりの肉体労働だ。

スクリーンサイズごとに分けられた生豆を並べていく
コーヒーを育てている山岳民族の方から、運ばれてきた。
持とうとしたが重くて持ち上げられない

サロジさんは、帰りの車で、コーヒー農園のある山岳民族の方の暮らしを豊かにしたり、精製所で働く彼らの暮らしの為には毎年毎年、コーヒーのクオリティを上げていかないといけない、それが幸せに繋がる、といったような話をしてくれた。

私は、たくさんの方の手が入った生豆を、焙煎して、コーヒーを淹れている

今まで、お客さんに対して、美味しいコーヒーが淹れたいと思ってた。
生豆を手に取るまでの人たちの情熱を知った。

とにかく、美味しいコーヒーが淹れたい。
と、心底思った。

徳之島のコーヒー園の宮出さんの姿は島に行った時は見させていただいていたけれど、生豆がパッケージされるまでに、どれだけの想いがあるんだろう。

サロジさんのコーヒー、日本に送らせていただけたら、来年あたりになるかもしれませんが淹れさせていただきます。

サロジさんとピッキング中。欠点豆と呼ばれる豆を取り除く作業


ここからは、最近感じてること。独り言です。

タイに来てちょうど2週間。友人たちと別れ一人旅になって約1週間が経つ。
正直なところ、1人になると孤独や不安な気持ちと結構闘っている。

荷物を全部、所有している廃バスにまとめて戻る家もなく来たもんだから、そしてノープランで来たので自由すぎる反面、常にどうしてこう、なのだ。
帰国してからもどこに暮らして誰と暮らしてどうしていこう状態です(笑)

いつか振り返った時の備忘録に、描いてることをちょっと書いておこうかと。

ご縁があった場所で、広い土地や森を開拓して、自給的な暮らしをしながらコーヒーと美味しいものを中心にした場所をセルフビルドで作りたいと思っています。具体的には、カフェと宿を作りたいなと思っています。

いろんな世界を見ることは昔からやりたかった事の一つだったので、このタイミングで来た。
体験したことをいつか誰かに話した時に、出会った子供たちの選択肢が広がったり、面白がって貰えたらいいなと思い動いてみてます。

明日は何しよう、な毎日ですが、コーヒーの生産者さんとの繋がりであったり、料理であったり、建築のセンスであったり、吸収できることは全部吸収してこの旅での日々が形にできたらなと思っています。

もうしばらくここに居させてもらい、チェンマイ→バンコク→次の国に行こうかと、ざっくり検討中です。

ローカルな屋台でちょっと勇気を出して一人ご飯
この色のスープの麺の汁物、日本で食べるような味で落ち着く味。大根はおでんの味
これも絶妙に美味しかった!ほんとにタイ料理はどれも美味しい。
こんなベーカリーもあるのです。ちょっと甘いかなぁ。
チェンライの街中の時計台
夜の街は何かとライトアップ
1時間ごとに、音楽が鳴り赤や緑の派手なライトアップが始まる(笑)



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