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考えたこと感じたことを言語化して、自由に表現できるようになりたい。

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私にとって海外とは

私にとって海外とは自分と向き合い、心の自由を取り戻す場所だった。 旅行で留学で駐在で、海外に足を踏み出すたびに様々な挑戦があって、乗り越えたことは自分の礎に、心に響いたことは結晶化されていつまでも心の奥に、その時一緒にいてくれた人たちとの絆は特別なものになった。 日本で生まれ育った自分にとって、他の価値観・場所があり日本以外でも生きていけると知ることは、その後日本に戻っても心に自由をもたらしてくれた。 簡単に言えば、ものごとを見る別の「ものさし」を手に入れたということ

    • 幼児の頃の記憶

      ある作家さんのエッセイに、その人の子供の頃の記憶が瑞々しい感覚で書かれていたのを読んで、私も今ある記憶をもっと時間が経って忘れる前に書き残しておこうと思った。 思えば私は比較的、子供の頃の記憶はある方な気がする。 しかし、写真で見る思い出や親から聞く話は逆にほぼ覚えていないので興味深い。子供の自分の観点から印象的だったことだけ覚えているのだろう。 幼稚園の時までの記憶である。 これ以外にも覚えていることはあるが、また特徴的なことを思い出したら追記したい。 案外、幼児

      • 【感想】「虎に翼」第10話で、ただただ涙が止まらなかった

        今期のNHK朝ドラ「虎に翼」。まだ始まって2週間だが、本当に面白いし、泣ける・・・!もはや心のデトックス効果があるのではないかと思うほど、泣ける。ドラマへの感情移入がきっかけだが、自分の私情も相まって止まることなく泣いている。 ※第10話のネタバレが含まれるため、ご注意ください。 女性の権利が圧倒的に今よりも制限されていた時代、道なき道を切り開いていく、「地獄の道」への第一歩を踏み出した主人公の寅子たち明律大学女子部法科。 第10話では、取り戻すことは無理だと思われた物

        • 【感想】ドラマ「ブラッシュアップライフ」を見て地元を想う

          遅ればせながら、先日Netflixでドラマ「ブラッシュアップライフ」を見た。 シナリオの面白さ、精緻さ、登場人物たちの会話やその時代の普通の生活のリアルな再現など、感心し、引き込まれ、夢中になって一気に見た。 ※ネタバレありの感想になりますので、ご注意ください。 大げさかもしれないが、真に「自分の人生を謳歌して生きるとは」について、主人公が人生を何周もやり直して試行錯誤しながら生きる様子を通して、考えさせられるドラマだ。 主人公の「定期ミッション」や、そのほかの小さな

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        私にとって海外とは

          【考察】誰かのために強くなれるなら ありがとう 悲しみよ で出た涙

          私は、音楽をあまり聴く方ではない。学生の時などはよく、「好きな音楽のジャンルは?」とか「好きな歌手は?」とか聞かれたものだが、そのたびに「えーっと・・」となり答えに窮した。 そういうわけなので、LiSAさんの紅蓮華を知ったのは、2020年の年末という他の人から見れば遅い時期だった。この年は「鬼滅の刃・無限列車編」のヒットが話題をさらっていたため、年末歌番組の生放送で歌う様子を2回くらい見たはずだ(なお、鬼滅シリーズは見てみたいと思っているものの、未だに見られていない)。

          【考察】誰かのために強くなれるなら ありがとう 悲しみよ で出た涙

          DNA検査「MyHeritage」の精度に度肝を抜かれた話

          DNA検査で自分の民族的起源(エスニック・オリジン)を調べられるサービス「MyHeritage」の精度がとにかくすごかった。 【2024/4/13 表現に不正確な点があったため一部修正・追記しました】 「MyHeritage」とは DNA検査で自分の民族的起源(エスニック・オリジン)が調べられるサービスを提供するイスラエル企業。 主なサービスは、以下の通り。 ①自分のDNAの何%が「日本人・韓国人」(注1)で、ほかの何%が何人で・・という民族的起源(エスニック・オリ

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          家系図作成をして「命のバトン」を受けとった

          自分のルーツに関心があり、家系図作成をしている。直系の先祖については、生年月日(没年月日)、家族構成、本籍などを戸籍から調べることができる。戸籍を取り寄せる方法は、ネットに色々と情報が上がっているが、イメージが沸いてわかりやすい以下のnoteは私も参考にさせていただいた。 私の場合は5~6代前の江戸時代後期くらいまで遡ることができた。歴史が好きなので、まず江戸時代と自分に繋がりを見出したことに感動した。父母でも知らないようなことが、戸籍を読み取ることでわかったりして、当時の

          家系図作成をして「命のバトン」を受けとった

          謙遜って、時に自己満足なのかもしれない

          日本人の美徳の一つに「謙遜」がある。 「私はこんなに能力があります、私はこんなにできるんです」ということをバンバン前面に出さず、控えめな態度で振舞うことである。 最も謙遜が見られるのは、人に褒められた時の態度や返しである。 日本で生まれ育った私には謙遜はとてもしっくりくる習慣で、それはもう呼吸をするように、ごく普通の反応としてプログラムされている。 誰かが自分の何かを褒めてくれた時、どのようなことを褒めてくれたのか、相手との関係・状況にもよるが、大抵「いえいえ、そんな

          謙遜って、時に自己満足なのかもしれない

          ポーランドの世界遺産がナウシカの世界観だった話

          ある年の冬、ポーランド南西部のヴロツワフを旅行した。 ヴロツワフのあたりは見所が満載だ。街中には小人の小さな像が至る所に置いてあったり、歴史的にドイツの影響を受けていることからポーランドの他の都市とは異なる街並みも目を引く。シュフィドニツァやヤヴォルの木造教会群(世界遺産)や、日本人にも人気の陶器の産地ボレスワビエツに行く際に拠点にして動ける都市でもある。 そんな中、あえてご紹介したいのが、世界遺産にもなっている「百年記念会館」である。地球の歩き方には、以下の説明がある。

          ポーランドの世界遺産がナウシカの世界観だった話

          登山にハマったらアシタカの言葉の意味が分かった話

          2020年から登山にハマっている。もともと山の近くで育ったが、コロナ禍で海外を含め遠くに行く行動が制限される中、久しぶりに山に行ってみたら、すっかりハマってしまった。今では月に1~2回登山している。 2021年夏、金曜ロードショーで「もののけ姫」が放送された。「もののけ姫」は、子供の頃「千と千尋の神隠し」が公開されるまで一番好きなジブリ作品で、風邪で小学校を休んだ日は、録画したビデオを見ることを楽しみにしていたものだ。 今回大人になって改めて「もののけ姫」を見てみて、個人

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          本当の自分は?―「千と千尋の神隠し」にもヒントが

          前回、義務教育後半からの学校生活の中で失われた心の自由に少し触れた。 小学校までは自分の「好き」に忠実に、自由な子供時代を謳歌した。幸運だった。それを許容してくれた周りの環境に感謝しなくてはならない。 それまでは、誰かに合わせて好き嫌いを決めたり顔色を窺って行動したことは少なかった。多少あっても割と些細なことで、自分の中に大きな葛藤や違和感を抱えるようなものではなかった。 人を笑わせるのが好きで自分から率先してバカなことをやったり。お楽しみ会でパロディー劇を企画し友人と

          本当の自分は?―「千と千尋の神隠し」にもヒントが