最終節も近くなり応援に熱のこもったサポーターで溢れかえった10月1日、アルビレックス新潟戦。モンテディオ山形はもちろんですが、アルビレックス新潟のサポーターにも多くご来場いただき、スタジアム外も賑わいを見せました。

抽選会やプレゼント配布を通し、日々の電力を見つめ直す機会に

再生可能エネルギー事業に取り組む、プラチナパートナーでSDGsパートナーでもあるイーレックス様とのコラボレーション企画を実施しました。この日は、イーレックスグループ企業の「エバーグリーン・マーケティング/リテイリング」様と、「ティーダッシュ」様の2社がブースを設置。「エバーグリーン・マーケティング/リテイリング」ブースでは、同社のインスタグラムアカウント(@evergreen_retailing_official)のフォローとハッシュタグ「#エバーグリーンと一緒にモンテディオを応援」の投稿をした方を対象にした抽選会を実施しました。抽選では、ロイヤルボックスシートや、選手サイン入りのコラボTシャツなどが当たるということもあり、ブース前に行列ができることも。「反響が多く、ブースに立ち寄ってくださる人数が予想以上。今回の目的だった知名度向上はできたと思いますので、フォローしていただいたアカウントからの情報発信を行うなど、今後に繋げていきたいです」と担当者は手応えを感じていたようです。

一方、「ティーダッシュ」ブースでは、動物福祉活動に尽力している団体に寄付ができる「アニマル・ドネーション」や、障がいのある方の芸術活動を支援する「障がい者アート協会」への募金活動を行いました。募金箱への寄付と、同社のツイッターアカウント『YourSDGs』（@YourSDGs）をフォローいただいた方、先着500名様にその場で選手ポストカード(一部は選手サイン入り)をプレゼントしました。担当者は「毎日の暮らし活に欠かせない電気と、日常ではなかなか手が届かない活動を担っている団体の存在には、日々の生活を支えるという共通点があると感じます。当社では、日常で使う電気の利用料の一部を特定団体への寄付金となるプランがあり、今回の2団体もその1つです」と説明。「普段は、寄付いただく方と対面でお会いすることはないわけですが、今日は目の前で寄付していただき、話す機会もありよかったです」と続けます。
なんとなく日々を過ごしていると見落としがちなエネルギー問題。きっかけは抽選会やプレゼントかもしれませんが、モンテディオ山形やハブとなり、情報を得たり、考えたりするきっかけになったのではないでしょうか。

選手らが再び来県。息を切らしながら挑戦する参加者たち

ユニバーサルスポーツ体験コーナーでは、8月13日のツエーゲン金沢戦以来、早くも2回目の登場となった「アンプティサッカー」を紹介。主に上肢または下肢の切断障がいを持った人々により行われるサッカーで、今回はFC 1TOP（埼玉県）とTSA FC（神奈川県）の2チームから5名の選手が来県しました。モンテディオ山形だけでなく、アルビレックス新潟のサポーターにもご参加いただき、普段はなかなかできない体験をたくさんの方にしていただきました。

参加者からは「腕で身体を支えながらスポーツするのは本当に大変。少し動いただけで息切れします」など、選手のみなさんのフィジカルの素晴らしさを感じていました。「FC ONE TOP」の選手の一人は、「チームの拠点がある埼玉をはじめ、関東で体験会などの活動をすることはありますが、山形での体験会は新鮮。今後もイベントを通して広め、アンプティサッカーを誰もが知っているスポーツにできれば」と笑顔で話してくれました。

情報発信の場として、モンテディオ山形だからできること

この日は、イーレックス様とのコラボ企画やアンプティサッカー体験のほか、恒例となった一般社団法人やまがた福わたしの協力による「フードドライブ」をはじめ、惺山高等学校の生徒による「ゴミ分別ゲーム」、「オリジナルエコバッグ制作」、山形県SDGs推進本部による山形の木を材料にしたオリジナルキーホルダーづくりなど盛りだくさん。どこも賑わいを見せていました。

山形県の担当者は「まずはSDGsを知っていただくことが大切。環境展などのイベントでSDGsの啓発はしてきましたが、今日のようなさまざまな人が集まる場所で活動できるのは意義があること」と話してくれました。持続可能な社会に向けて、今はまず「知ること」が第一歩。サッカーチームの集客力と発信力を生かしSDGsの取り組みを少しでも浸透させていければと思います。

2022モンテディオ山形SDGsコーナー体験記 vol.20
2022/10/1（Sat）
第39節
vs ジェフユナイテッド千葉

ライター
松田 陽

●SDGsパートナー