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SDGsへの意識の醸成。県内外の企業とともに歩みを進めるために|モンテディオ山形SDGsコーナー体験記

山形県山形市に本社を置く老舗の豆菓子メーカー「株式会社でん六」様のプレゼンツマッチとなった7月30日、FC町田ゼルビア戦。夏休みに入り、スタジアムには老若男女、さまざまな年代の方が集まりました。

「豆を究め、喜びを創る」老舗企業が、はじめたこと

山形県内の企業も、さまざまなSDGsの取り組みを進めています。この日、プレゼンツマッチを行った「株式会社でん六」様は、「マメのチカラで、人と地球が共に歩みつづける食の未来を創造します。」とSDGs宣言をしています。2020年からは社長自らが発起人・プロジェクトリーダーとなり、若手社員を中心に「でん六SDGs」のプロジェクト推進チームを組織。同社のこれまでの取り組みをSDGsの17の目標に関連付けて整理するワークショップを行ったり、SDGsに関して社内向けに発信をしたりするなど、さまざまな活動を展開しています。

今回の特設ブースでも、マスコットのでんちゃんが描かれたオリジナルシールやでん六商品のほか、オリジナルの「バンブーエコカトラリーセット」を配布しています。竹を由来とする、プラスチックの使用量を削減したアイテムです。同社の担当者は「なるべく環境に配慮した選択をするように心がけています」と話します。モンテディオ山形を通して、各企業や自治体のSDGsの取り組みや情報を広く知っていただく機会になればうれしいです。

自由度の高いブースだから育まれる交流の機会

ユニバーサルスポーツ体験コーナーは、フライングディスクでした。何度も登場しているスポーツで、毎回大勢の方にお立ち寄りいただいています。アウトドアでは、数人で投げ合いキャッチする手軽なアクティビティとして人気ですが、マトを目掛けて正確性を競うとなると、難易度が格段に上がります。なかなか思うように投げられずに苦戦している方も多く、ゴールに入ったときには、喜びの歓声が上がっていました。

同コーナーは、県内の高校や大学、専門学校などに通う生徒・学生の方にスタッフをしていただくことが多いです。「普段、ふれあう機会のない世代の方と、交流できて楽しい」とスタッフから感想を聞くことがありますが、この日は小さなお子さんがフライングディスクの回収を手伝ってくれる場面もありました。日常では接する機会の少ない、大学生のお姉さんにディスクを渡し、ご満悦の表情。そんな可愛らしいスタッフを前に、参加者も一様に笑顔になっていました。さまざまな方の協力のもと、SDGsコーナーが運営されています。

SDGsコーナーは2年目となりますが、スタンプカードの参加者も着々と増えています。特に小学生以下の参加が目立つようになりました。SDGsという言葉自体、社会人に比べて、小学生や中学生、高校生のほうが、学校で触れる機会が多いということも一因かもしれませんが、「モンテディオ山形の応援=SDGsコーナーへの立ち寄り」という流れが定着しているように感じます。
今回、ボランティアで手伝ってくれた山形大学の学生は「SDGsというと、貧困や環境問題の印象が強いですが、多様性を認め合うこと、理解し合うことも大切だと思います。それは、世代間の交流にも言えること。SDGsコーナーに立ち寄ってくださった方と話し、気がつくことも多くありました」と話してくれました。
「持続可能な社会」というと、おおごとに感じてしまい、腰が重くなりそうですが、日常で出会う人たちとの相互理解もその第一歩なのかもしれません。そんな身近なSDGsへの気づきや、企業・自治体の取り組みを知ることなど、誰かが何かを始めるきっかけになっていればうれしく思います。

2022モンテディオ山形SDGsコーナー体験記 vol.14
2022/7/30(Sat)
第29節
vs FC町田ゼルビア
 
ライター
松田 陽

●SDGsパートナー

株式会社チェンジ・ザ・ワールド
THINET
イーレックス株式会社
株式会社ミズサワセミコンダクタ
山形朝日株式会社
株式会社京都スペーサー
株式会社ソフィア
株式会社スマートチェックアウト
株式会社ライフエッグ
株式会社メイコー
日本電子株式会社
渋谷建設株式会社
カイクラ
株式会社日本エコライフ
株式会社庄内クリエート工業

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