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コロナで失った「青春」をJリーグの舞台で取り戻す 〜U23マーケティング部最後の挑戦〜

今年の1月に創設した23歳以下の学生マーケティング集団「U23マーケティング部」。10ヶ月間、合宿を含む年間40回をこえる活動もいよいよラストスパートを迎えます。

U23マーケティング部についてはこちら

本日正式リリースにあった通り、活動の集大成となるプロデュースデーは10月8日に開催されます。

その名も「青春スタジアム」

今在籍しているU23の子たちは、コロナで「青春」を失った世代です。
学園祭も、部活のインターハイも、修学旅行も、休み時間に思い切り笑うこともできなかった子たちです。

先日合宿を行った際、「みんなが本当にやりたいこと、実現したいことは何なのか?」と聞いた時に、夜通し悩みに悩んだ末に出てきた本音が「青春」というキーワードでした。
やっぱり、この数年間で本当はしたかった青春。それができなかったことが本当につらく、悔しかったと。それを取り戻し、新しい青春をつくる日にしたいと提案をしてくれました。
そして彼らは自分たちの青春を取り戻すだけではなく、青春は何歳でも感じられるものだと捉え、多世代の方が青春を感じられるイベントの企画に踏み切りました。

もしかしたら、それは集客(来場者数)という観点ではベストプラクティスではないかもしれませんが、学生が主役になってつくる一日です。本当に彼らが心から実現したいことに対して投資したいという我々の気持ちがありました。

コロナ、戦争、経済低下。
この時代に生きるこどもたちにとって希望を持てないような現実が連続して起きています。

本当に大変な時代であることは間違いないのですが、僕は決して悲観する必要はないと思っています。

この状況下でもたくさんチャンスはあるし、こういう時代のあとに大きな成長曲線を描けるものです。

そして、本気で頑張っている大人も日本にはたくさんいます。

こどもたちに本気になる楽しさ、本気になった時の変化や成長を心から楽しんでもらいたい。

その想いで、ここまで学生と向き合ってきました。

現時点で言えることは、もう既にこの子たちは成長しているということ。

10ヶ月間で、マーケティングというスキルを学んだわけではありません。
自分の殻を破り、時には言い合いになりながらも本音でぶつかり合い、伝える、伝わることを知り、高めあえる本物の仲間がいる喜びを感じたはずです。
コロナで希薄化された人間関係をこの期間で取り戻せた。それ以上の深い経験ができていると思っています。

だからこそではないですが、
数字を、結果を出して終わらせてあげたい。
当然結果がでない厳しさを知ることもこの活動の一つです。でも、やっぱり結果を出した時に何倍も成長する。その感覚を頑張ってきたみんなに感じてもらいたい。

我々大人も、学生以上に強い意志を持って10月8日臨みます。

この子たちは日本の、山形の宝です。

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