あんずの種から杏仁豆腐を作ってみた~食品ロス削減に繋がるか?~
60パーセントの食べ物が廃棄されている
カナダ国内の食品ロスについてニュースが流れてきた。どんな計算方法で、どれだけの食料が処分されているのかはよくわからない。ただ、食料品の価格が前月より10%も上がったこともあって、さらっと聞き流すことができなかった。
我が家は食べ残しがほとんどない。食べられない部分はコンポスト行き。
まだまだやれることがないか?と考えてた時
本格的杏仁豆腐を作ってみるか!?
と、頭の中でパッとひらめいた。
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6月から7月にかけて、アメリカ産の大ぶりの杏が出回る。そのまま食べたら甘みも酸味もないけれど、皮ごと使ったジャムにすると絶品になる。
先日、ジャンタロン・マーケットに行って2.6キロの杏を購入。今年収穫されたメープルシロップとレモン汁を加えて初のジャムを作った。残ったのが40個のあんずの種。この硬い殻を叩き割って中のものを取り出す。それが杏仁で独特の香りと味の素となる。
ネットで調べると、南杏、北杏があって、アミグダリンが含まれているので
生で食べてはいけないという情報が出てくる。甘みがあるのはデザートに、苦味があるのは漢方薬として使うとか。目の前にある種はどっち?
殻から取り出した杏仁20gを水200mlに漬けて冷蔵庫へ。その時点でもう杏仁豆腐らしい香りがしてくるのに感動する。
翌日、茶色の薄皮を取り除く。柔らかくなっているので剥きやすい。
水ごとミキサーにかけた後にさらし布のようなもので漉す。出来上がった
ものが杏仁水となる。
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杏仁水は出来たものの、我が家には生クリーム、牛乳、練乳、ゼラチンはない。その代わりに使うのが、ココナッツミルク、片栗粉と粉寒天。
もはや別物ではないかという気がしないでもない。
ココナッツミルク 400ml
杏仁水 200ml
砂糖 75g
片栗粉(くず粉) 50g
粉寒天 小さじ1弱
1.材料を全て鍋に入れて火にかける
2.泡だて器でかき混ぜながら沸騰させる
3.沸騰してから約1分かき混ぜて火から下ろす
苦味はなく、味はちゃんと杏仁豆腐。というか美味。
熟した杏の仁を使い火を通しているし、致死量の毒はない(と思う)
実際に作ることはお勧めしない。
杏の種も食べて食品ロス削減に貢献したかった。
だけど、カナダの食料自給率は
カロリーベース→266%
生産額→123%
そもそも問題の出発点が違ったみたいね。
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