あっちん

最近はほぼ読み専です。 面倒に感じる豆料理を学ぶことが2024年の小さな目標。

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    個人的に”後でも読みたい”と思っているものをまとめています。 ご興味がある方だけどうぞ!

  • あっちんの笑いのツボ

    いろんなクリエーターさんの面白い投稿を集めています。 あくまでも私の笑いのツボなので、一般向きではないかもしれません。 王道のものからシニカルなものまでお楽しみください!

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    家庭で作る簡単なレシピを公開しています。乳製品、卵など動物性の材料を使わないビーガン対応のものもあります。みんなで食べよう!がモットーです♪

  • モントリオールガイドブック

    モントリオール観光に役立つかもしれない情報をまとめています。 普通のガイドブックとは違うと思ってもがっかりしないでくださいませ。

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    『その時に感じた本音』をまとめています。

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#読書の秋2022:エドガー・A・ポーの『黒猫』は新解釈で読んだほうが面白い

はじめに(ネタバレ注意note) エドガー・アラン・ポーの小説『黒猫』をご存じない方は、先に読んでおかれることをおすすめします。 また、読んだことがある方にも再読をおすすめします。主人公がどんな時に残虐な行為を起こすか?深堀すると面白さが増す作品です。 今回のnoteは、いつもに比べてすごく長文ですから、興味のある方だけ このままお進みください。 秋の夜長を一緒に楽しみましょう。 では、はじまり、はじまり.… * エドガー・アラン・ポーの『黒猫』を再読した。 モントリ

    • 今だからこそお勧めしたい絵本

      日本でも有名な星の王子さまは、聖書に次いで2番目に発行部数が多いと言われる名著。初めて手にしたのは20歳の頃だったが、何が良いのかさっぱりわからず、一度読んだだけであっさり手放した。 初版本の挿絵の色調を再現したオリジナル版が発売されたのが2000年。その時にもう一度手にして以来、この小さな絵本がいつしか心の友となった。今でもフランス語版と一緒に我が家の本棚に置いている。 翻訳者・内藤濯(あろう)氏の文章は、訳し難いフランス語のニュアンスが十分に伝わってくる。今となっては

      • カイワレ大根と紅麹

        ”紅麹問題”や”紅麹被害”という文字がニュースやネットで飛び交っている。 商品の材料を執拗に確認する買い物客。 キャンセルが相次いでいると嘆くパン屋の店主。 これらのニュースは小林製薬が生産したものに問題があるのか、それとも紅麹そのものに問題があるのか?国民は判断しづらくなっている。 平成8年大阪府堺市で発生した「病原性大腸菌O‐157集団食中毒事件」をきっかけにカイワレ大根がスーパーから姿を消した。その時の騒動を思い起こさせる紅麹の報道。今では「カイワレ大根冤罪事件」とし

        • ひとは何の為に学ぶのか?

          「学ぶ目的って何だと思う?」 1週間だけ代理で教えてくれた国語(英語)の先生からの宿題。一文で考えを書いて提出するよう言われたけれど、答え合わせはなかった。 普段は翻訳、編集の仕事をしている中年男性だった。教えるのは好きだけれど、長期でいろんな国を旅したいのでフリーランスで働くことを選択したのだそう。 最終日。 休日登校を命じられた5人の高校生を題材にした映画を鑑賞した。 「彼らの友情は続くと思う?」 ディスカッションをする時間はなく、質問を投げかけたまま代理先生の

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          環境問題と生きるヒント

          2000年初頭。 勤めていた会社はISO14001取得を目指していた。 コピー用紙、カラーペーパー、新聞・雑誌の分別とリサイクル。昼休みには室内の電気を消す。受信したファックスは必要なものだけ印刷するシステムに変更。メモ用紙は裏紙を使い、替え芯があるボールペンに統一。割り箸をやめてマイ箸を持参するなど、出来ることからやってみた。 ISO14001を取得する直前に私は退職してしまったけれど、あの頃の経験はカナダでの新生活にも多いに役立った。 環境問題に関する私のメンターは枝

          環境問題と生きるヒント

          海外で挑戦できる人

          カナダで生活するようになって20年目。 ケベック州の公用語はフランス語。ほとんどしゃべれないのに、これまでよく無事に生きてこられたと感慨深く思ったりもする。人生って案外なんとかなるもんだ。 近頃の若い世代で海外移住したい人が増えていると聞くけれど、二の足を踏んでいる人のほうが多いかもしれない。 微熱さんのnoteの中にこんなことが書かれていた。 海外で挑戦するための器とは何だろう?と考え込んでしまった。 自分が海外生活に向いてるかどうかなんて事前にわからなかったし、言葉

          海外で挑戦できる人

          どこが好き?

          「私のどこがよかった?決め手は何?」 結婚後数年経ってからパートナーに聞いてみたことがある。 年齢?顔?性格? いろんな言葉が頭に浮かんでいたけれど、答えは意外なものだった。 「情報収集力かな」 生演奏があるパブに私を連れて行きたいと言い出した。思い出せるのは店名だけで、しかもうろ覚え。彼のわずかな記憶を頼りに携帯で調べ、それらしいところに当たりをつけて電話した。結局、閉店間際だったので諦めたけれど、あの場での私の機転が好印象だったらしい。 普段の何気ない行動が、まさ

          どこが好き?

          大変なときだからこそ

          農場直営オーガニック野菜のサブスクリプション。 料金前払い。初夏から晩秋まで週1回、冬から春にかけて隔週で地元産の野菜や果物が手に入る。収穫は天候に左右されるので、野菜の種類や量が増減したりするものの、年間で考えればローリスクハイリターンの契約。生産者の顔も見える。 私たち夫婦が会員になったのは、先代から娘夫婦の代へと引継がれた年で、かれこれ15年の付き合いになる。当時はまだ珍しいサブスクだった。新しいアイデアやシステムが導入されたり、季節ごとのイベントが開催された。隣の農

          大変なときだからこそ

          「 TAXI TO HOLDING POINT~」の意味を探した結果

          羽田空港で起こった衝突事故から1週間。 まだ正式な発表前けれど、複数のミスが重なってしまったことが主な原因であろうという考えがある。 あるサイトを偶然見つけた。(上記) 2012年に投稿された記事で" TAXI TO HOLDING POINT ~."が新しい管制用語として紹介されている。今回の事故でパイロットが誤認した可能性がある言葉としてよく耳にする英語だ。 今後、管制は"No.1"という用語は使わないと発表があった。 ただ、滑走路誤進入が発生しやすいのは、許可をもら

          「 TAXI TO HOLDING POINT~」の意味を探した結果

          年の瀬に豆を炊く

          キンキンに冷えたロング缶のビール。 流れてくるロックミュージック。 6月のさわやかな風が吹いていた。 玄関先のポーチで再会に乾杯したその日が最後になった。 別れは突然やってくる。 我が家に届くクリスマスカードが1枚減った。 年の暮れ。黒豆を買い忘れていたことに気づいた。ダウンタウンまで買い物に行く気になれなくて、放置していたうずら豆を炊くことにした。 前夜から鍋で直接乾燥豆を水に浸し、翌朝そのまま火にかける。 1時間ほど経ってから砂糖を加え、塩で甘みを引き出し火を止める。

          年の瀬に豆を炊く

          カナダ発!自家製どぶろく粕で甘酒を作ってみた

          麹甘酒と酒粕甘酒。 福岡で甘酒といえば米麹で作ったもので、アルコールは入っていない。 先日、知人から森永のフリーズドライの甘酒をもらった。パッケージには米麹と酒粕のW発酵素材と書いてある。酒粕甘酒は初体験だ。 100mlの熱湯(または冷水)を注いで溶かすだけという手軽さだけど、 麹甘酒の味とはかなり違う。酒粕の甘酒に近い味を再現しているのか? 飲んだことがないので私には判断がつかなかった。 本物の酒粕甘酒を飲んでみたい! 11月に仕込んだどぶろくを搾り、出来たてほやほや

          カナダ発!自家製どぶろく粕で甘酒を作ってみた

          人それぞれの大切なもの

          「見たことない綺麗な蝶々が飛んでたんだよね。」 父親を亡くしたばかりの友人。 葬儀の時に父が会いに来てくれたと彼女は言った。 「すごく綺麗な蝶々が飛んできたのよ。」 カナダで出会ったコロンビア人。 家族を亡くした彼女の体験談にも蝶々が登場した。 国が違っても、同じような不思議な経験を持つ人達がいる。 スピリチュアルな話は全て眉唾だと言う人達もいる。 どぶろくが静かに発酵している。 目に見えないものの働きで酒になる。

          人それぞれの大切なもの

          カナダ発!卵なしの自家製マヨネーズ

          マヨネーズを食べない生活をするようになって18年。 なくても何とかなる。 それでもたまに無性に食べたくなる時がやってくる。 今はパートナーがいない絶好のタイミング。 じゃあ久しぶりにマヨネーズを作ろう。 卵黄を使わずに。 材料 植物油       1カップ 豆乳        1/2カップ 酢         小さじ4 メープルシロップ  小さじ1 塩         小さじ3/4 マスタード     適量 油以外の材料をミキサーに入れる。 低速で混ぜながら少しずつ油を加

          カナダ発!卵なしの自家製マヨネーズ

          【#贈りnote】気づきをくれた貴方へ

          19歳の短大生だった。 人生で初めて受けたバイトの面接に落ち、次のところではあっさりと採用された。福岡天神地下街にあるコーヒーショップ。正社員は男性4人。ひとりの社員からモーレツな嫌がらせを受けたけれど、他の社員からは不思議と可愛がられた。昭和60年代のあの頃、セクハラ・パワハラは今以上に日常的で、1日で辞める子も多かった。 最初に与えられた仕事はホールの清掃。当時店内での喫煙は当たり前で、毎日霞むほど煙が充満していた。吸殻を捨て、綺麗な灰皿と取り替える。セルフ用の水、グラ

          【#贈りnote】気づきをくれた貴方へ

          年下のグランマ

          母の古いアルバムに1枚だけ残る白黒写真。 こちらの企画に参加しています。 病室で撮影された1枚の写真。 ベッドの傍らで3人の看護師さんが笑顔で写っている。 じっとカメラに視線を向けるその女性は美しい人だった。 若くして亡くなっても祖母は祖母だと想う。

          年下のグランマ

          対岸の火事とせず

          先輩というだけで威張れる人ってすごいよ。 こちらの企画に参加しています。 宝塚歌劇団の中で日常的に行なわれているパワハラ。 高校の部活で私が受けたものと同じようだなと感じている。 「先輩に歯向かうことなんてできない。」 という彼女達の気持ちが痛いほどわかる。 伝統という言葉でオブラートに包むの悪しき慣習。 日頃のストレスを後輩にぶつける。 目に見えない不穏な空気に支配される。 負の連鎖を断ち切る難しさがここにある。

          対岸の火事とせず