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【WSET diploma対策】D5再試験のセオリー対策

英語を英語のまま理解する

Diplomaの勉強を始めるときにやると決めていたことが、英語を英語のままで理解すること。英語力はないのですが、それを心がけていました。

あと、まとめノートを作ることもやらないと決めていました。まとめノートを作ると、それに満足してしまい、目的がまとめノートを作るという「作業」に置き換わってしまうためです。そもそも、膨大な時間がかかるので効率が悪いと思っていました。

ということで、勉強法としては、ひたすら教科書を読む。5周とか7周とか。読んでいるうちに気になったことは、テキストの横にメモを書き留めていました。

そのやり方で、とりあえず4つの試験はパスできたので、大きく間違ってはいないと思っています。

まとめノートを作る

1月末にD5の再試験を受けることになり、あえて、違った勉強法にチャレンジしました。というのも、教科書を読み始めても、再試験ですから、ほとんどのことは知っていることで、読んでいても上っ面を目で追うような感じで、いつまで経っても理解が深まらなかったのです。

ということで、今回、あえて、日本語でまとめノートを作るということをしてみました。今まで避けていた勉強法ですね。まとめノートを作るというのは「作業」ですから、集中して進めることができました。ちょうど、10日ほどで、教科書70ページの内容を40枚ほどのスライドにまとめました。作業時間は50時間ほどでした。

これをやることで、1回目の試験の時に誤解していたり、理解できていなかったことが炙り出され、深く理解をすることができました。時間はかかるけど、こういう勉強の仕方もあるなと思いました。最後に、Study Groupの友人に、1時間ずつ3回に分けて講義をすることで、アウトプットもさせていただきました。

アウトプットの方法

これまでの試験で、いつも自己採点より2段階くらい低い点数しか得られなかった最大の原因は、自分の英語のライティング能力が低いせいだと思いました。なんとなく書くべきことはわかっても、それが英語で表現できていないのではないかということです。したがって今回は、徹底的にアウトプットの練習をすることにしました。

過去問そのものは出ない

WSET D5では、Examiner's Reportを見れば、おおよそどんな問題が過去に出されていたかわかります。しかし、これまでの経験から、過去に出た問題そのものは出ないと言うことはわかっています。似たような形式を他のリージョンに当てはめたような問題がよく出ます。たとえば、Sherryの主要品種とその特徴を述べよという問題が過去に出ていたら、今度は、Portの主要品種とその特徴を述べよという問題は、出題される可能性が十分あると言うことです。あとは、ほんとに教科書のすみから出る可能性があり、数行しか説明がない用語やビジネスなどももれなくカバーする必要があります。

Examiner's Reportで過去の出題の形式を確認したら、過去問をやるのではなく、教科書を読みながら、自分で問題を作って、自分で解くということを繰り返す必要があります。

教科書の見出しを見て、教科書を再現する

今回やったのは、教科書の見出しだけを見て、そのパラグラフに書かれている内容を再現するということです。とにかく、紙にガシガシ書くということをやりました。1回目にやったときには、スムーズな英語も書けず、細かい数値、ポルトガル語、スペイン語などのスペルが正確に書けませんでしたが、もう一周したら、だいぶ精度が上がって来ました。

20日間で130時間

今回の再試験では、教科書を7周。20日間で130時間ほどの勉強をしました。ちなみに本試験の時は教科書を5周、勉強時間は106時間でした。

少なくとも、テイスティングに関しては、前回のように無茶苦茶山を張ったのではなく、試験に出るアイテムを全部経験して、危ういものに関しては、繰り返しトレーニングしましたので、自信をもって望めると思います。セオリーに関しても、実感として、かなり仕上がっているように思います。

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