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今月よく聴いた音楽10枚(2022年10月)

THE 1975 / BEING FUNNY IN A FOREIGN LANGUAGE (2022)
10月にもっとも多く聴いたのはTHE 1975の新作だった気が。「なんだか今作は随分とすっきりとまとまったなあ」と思わなくもないけど、このコンパクトなポップさは何度も繰り返し聴きたくなる必要条件だとも思う。それと、コーネリアスのサマソニ2022ライブ動画「環境と心理」の関連動画で、彼らのライブ動画を頻繁に見かけたこともその一因かな、とも思う。

CATHY CLARET / これがわたし (2022)
正直言ってしまうと、ジャケットデザインだけで手にしたかった一枚。だけれど、もちろんアルバムの中身も素敵な仕上がり。ポップにバラエティに富んだ楽曲の数々を、自分の色に染めてしまうキャシー・クラレの声が魅惑的。

バニーハウス / オールオッケー (2022)
インディロックの中で10月にもっとも聴いたのはこのアルバム。飄々としつつ疾走感あるギターロックな曲も気持ちいいんだけど、少しテンポダウンした曲で聴けるコーラスだったり曲の構成など、マニア目線でも楽しめる深さも感じ取れてとてもオッケー。

WALKING TO THE BEATS / LOVE TOGETHER (2022)
高橋幸宏生誕70周年、そして音楽生活50周年を記念して企画されたライブ「LOVE TOGETHER - 愛こそすべて」のテーマ曲。氏の愛弟子である高野寛書き下ろし楽曲に、細野晴臣・鈴木慶一・坂本美雨・大貫妙子らが加わった成果としてのスケール感とその愛の大きさに、聴いていてちょっと泣いてしまった。

藤井隆 / MUSIC RESTAURANT ROYAL HOST (2022)
今年50歳となった藤井隆の5年ぶり5枚目のニューアルバムは、昨年12月に50周年を迎えたファミレス・ロイヤルホストとのコラボ有りでニヤリな一枚。マニアックさとポップさが共存した作家陣の贅沢さにまずはヨダレが垂れてしまいそう。

THE PEN FRIEND CLUB / THE PEN FRIEND CLUB (2022)
今回バンドとして初の試みとして、オリジナル曲のみで構成された彼らの新作。その結果として、60年代以降のアメリカ西海岸ロック・ソフトロックのポップさとディープさの両方が感じ取れる楽曲に加えて、英ロックのテイストも増されてて、耳も心もホント満たされて最高な一枚。

LIGHTNING SEEDS / SEE YOU IN THE STARS (2022)
例えばTHE BOO LADLEYSもそうだったけど、近年、90’s UKアーティストがその才能が衰えていないことを感じさせてくれる作品をドロップしてくれて、とても嬉しい気持ちになっている。このLIGHTNING SEEDSの久しぶりのアルバムも、そんな感情を掘り起こさせてくれた一枚。

BLOOD ORANGE / FOUR SONGS (2022)
自分はなんでこんなにデヴォンデ・ハインズが紡ぐサウンドの一音一音に痺れてしまうのだろう。

SONDRE LERCHE / AVATARS OF LOVE (2022)
 一見、優しげ儚げな文学青年のような風貌のソンドレ・ラルケ。だけど、こと音楽に対しての細マッチョなストイシズムにはいつものことながら脱帽させられている。

BEN LEE / I’M FUN! (2022)
心待ちにしていたBEN LEEの新作。そのフォーキーなサウンドと唄から感じ取れる、彼ならではの心地よい飄々さは今作でも健在。いつまでもこのマイペースな感じで音楽活動を続けていってほしい。自分はずっと追い続けていくつもりです。

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