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2006年1月30日17時10分

2006年1月30日17時10分

準夜勤後の休日で、31日は日勤。
特に買い物に行かなくても
なんとかなりそうだったけれど。
気分転換も兼ねて
駅南口のスーパーへ買い物に行ったのが
16時過ぎ。

歩いても30分くらいなので
行きは歩きで。
帰りは17時05分のバスで帰ろう。

帰ってきたらごはんが食べられるように、と
18時に炊き上がるように炊飯器の予約もして。

駅南口のスーパーで買い物をしたけれど
買い忘れに気がついて。
急ぎのものではなかったけれど
「来たついでに」と、買い物をしたら
バスに間に合わなくなって。

歩いて帰れるし…と
国道の歩道部分を歩いていて。
信号のない交差点で
左折しようとした車の一時停止違反
前方不注意のため、右足轢過。
右足背圧挫傷、右足背皮神経損傷から
CRPSを発症することになった、始まりの日。

あれから、16年

看護師として、1人のひととして
思い描いていたものが、大きく転換した日

そこからの16年…
良くなることを信じてがむしゃらになったり
心身に負った傷ゆえに苦しみ続けたり
生きることを諦めたりがあって

13年経って
今受けている治療につながって
シンしまじろうになりつつある

「発症してから今までのあいだに
できなかったことを取り戻して欲しい」
と言われているけれど

30代前半から40代後半まで
ほぼ止まっていた時間との向き合い方は
未だわからず

経験不足ゆえに
対応することもままならないことも多い

だけど
ゆっくり🐌ペースだけど
できるようになってきていることもある

状況を整理してからじゃないと
受け止められないことも
まだたくさんあったり
感情と言葉と行動のあいだに時間差も生じる

だけども
ゆっくり🐌さんなりに
前進しているよね…とも思える

ゆっくり🐌さんだから、と
気長に構えて付き合ってくれていたり
見守ってもらえていることに、感謝

深傷を負った野生動物と同じく
たくさんの傷ゆえのこと、として
見守ってもらえていることに、感謝

いろんなことを経験していくことで
発症前にはわからなかったことが
わかるようになったり
気づけなかったことに気づけたり
発症前には持てなかった交流があったり

悩むし、苦しくなるし、辛くなるけど
抑圧して「なかったこと」にしないで
ケアすることもできるようになりつつあって

自分を観察して、癒すことができて
悪化や再燃させないようにする
という目標に向けてもまた
ゆっくり🐌ペースで進んでいる

この16年という時間は
神様からのギフトなんだな…
そんな風に思うことができた、かな。

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