見出し画像

何者でもない。私として生きていく。


今日、就活が終わった日。
唯一の第一志望からお祈りされた。
メールを見たのは朝9時
「なんて日だ」 と思った。

卒業研究の論文の第一提出日まであと5日
悲しんでいる場合なんてないけれど、ふとした瞬間に涙ぐんでしまうくらいには就活を頑張ったし、ふとした瞬間しか息付けないくらいには切羽詰まっている。



今日は1年生の授業のアシスタントのある日でもあった。
こんな日に限ってテスト形式なのはなんとも言えない気持ちになった。嫌でも思い出してしまうではないか。

テストだったため、1時間を残して今日の授業は終わった。サークルの後輩くんたちが多くいる授業でプログラミングの内容でもあったから、そこから職業とか就活とか資格とか、そんな話をした。

私の就活で得たことが誰かの心の隅っこにでも残ったら嬉しいなと自己中的な思いと共に、院進だけじゃなくてちゃんと就活もした方がいいよ、と話した。

資格取ろうかな
プログラミングちゃんと学びたい
TOEIC頑張る

資格を持っている肩書きよりも、その過程が大事。
バイト以外で稼ごうとする経験ってみんながやらないしおもしろそうだよね。プログラミングもきっと活きる。
TOEICは就活も院進もあるといいね。理系は特に加点されるよ。

そう、話した。




みずさんと話してると前向きになれるな


周りをよく見れる、賢い後輩くんが、そう言ってくれた。
私はこの言葉にめちゃくちゃ嬉しくなった。

私の話で元気にも前向きにもなってくれるんだな。

回り道をたくさんしてきて、私はそのことを無駄なんて思わないし、むしろ糧になってそれはそれで良かったって思っていた。でもそれ以上に、その体験が誰かの背中を押すことができそうといったことに心底嬉しくなった。


私は専門コンサルになる。
新卒は営業スタートの会社で、みんな営業をガツガツやる中、私は営業→コンサルまでを1年でやって欲しいと言われている。
専門コンサルという肩書きが1年後には付く(ように努力する)。

私は何者になるのか、その答えは専門コンサルなんだと思っていた。


でも、後輩くんから言葉をもらって

専門コンサルという者になるけれど、私は私なんだ。

そう思った。肩書きは持つけれど、それはあくまで会社の中の役割に過ぎない。

どんな人になりたいか?

これは会社も何も、関係ない。


なんか、繋がった気がする。
会社の中で「何者になるのか」もやっぱり大切だとは思うけれど、そんなこと関係なく「どんな人になりたい?どう在りたい?」という問いは人生かけて追いかけ続けていけるんだって思った。
そうして私は、そんな “在りたい姿” に少しだけ近づけたんだ。



就活は終わったけれど私の人生は本当にこれから。

私の “在りたい姿” をもっとちゃんと考えよう。
私にとって大切なものに気づけるようになろう。
未来を考えよう。

こんなことを常に考えながら生きていけるような人に、まずはなりたい。

それがきっと、私の生き方。

この記事が参加している募集

就活体験記

この経験に学べ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?