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願いを定めて信じる(2022年1月3日)

年末年始、長野に帰っていました。

ひとと会い、話し、ごはんを食べ、雪に触れ、澄んだ空気をたくさん吸い込みました。東京のOLという台本を伏せて過ごす日々は、自分が自分に戻っていくようで、久しぶりに、心が深呼吸をしてくれた気がしました。

長野駅前から夜景を眺めた時、私はこんなに長野が好きだったのか、と、半ば「愕然と」しました。帰る場所なんてどこにもないと思っていた私にとって、ここはこんなにも「帰る場所」だったのかと。

遠くに行かなくちゃ、という焦燥が、かつての私にはずっとありました。雪で埋まる視界の中で、ここではないどこかに自分の居場所があるような気がしていました。 

でも年末年始を長野で過ごし、とてもつよく、「ここにいたい」と感じました。理由とか理性より先に感情を自覚することは久しぶりでした。立ち止まったら泣き出しそうだったので、ひとりでMIDORIを5周くらいしていました。

地元の小さな神社でひいたおみくじは「大吉」でした。願事は漸々吉運に向いて思わず早く叶う、そうです。ありがとう神様。気まぐれだとしても嬉しい。

と書いたところで、今年の命題のひとつは「信じる」だなと思い至りました。だからひねくれずに、まっすぐ「ありがとう神様、信じます」と思うことにしました。

自分の決断を信じること、自分のしてきたことを信じること、自分にできることを信じること、自分の好きだと思う場所やひとを信じること。去年はうまく「信じる」ことができなかったので。

素直に現状と感情を受け入れることから始めます。

とりあえず、私は長野が好きで、おみくじは大吉で、願事は叶う。だから願いを定めて、願っていようと思います。

長野に帰って、仕事と生活と執筆ができたらいいなあ。ひとつめとみっつめはニアリーイコールならなお良いなあ。

帰りの新幹線のなかで、帰りたくない帰りたくないと思いながらも止まることなく流れていく景色を眺めながら、ひとり日記を書いています。

今年もよろしくお願いします。

みづき


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