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妖怪検定中級の受験と結果

先月、鳥取県境港市で境港妖怪検定(中級)を受けてきた。妖怪検定とはその名のとおり妖怪に関する知識を問うもので、ご当地検定のひとつ。鬼太郎で有名な水木しげる氏にゆかりの境港と東京・調布市で受験できる。

妖怪検定には3つの級(初級、中級、上級)が設けられている。合格率は順に約6割、2割、1割。去年は初級に受かって中級に落ちたので再挑戦となる。なお、上級は中級合格者のみ+境港会場のみ受験可能。

試験会場

結果から書くと、合格した。

合格証書とピンバッジ

初級・中級はそれぞれ公式テキストがあり、その内容しか出題されない。

中級の公式テキスト『決定版・日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様』。760種ぐらいの妖怪が試験範囲。電子書籍もあり

試験では妖怪の名前、別名、出現地、特徴、文献名など、その他ご当地の境港・調布に関する問題が出題される。記憶に際しては、スマホの単語帳アプリ『WordHoric』を使った。また、スマホゲーム『ゲゲゲの鬼太郎・妖怪横丁』も活用した。中級範囲の妖怪が多数登場するため、遊びながら覚えることができる。

ところで日本の妖怪の総数はいくつなのだろうか。上述の妖怪大全でさえ全ての妖怪を網羅しているわけではない。総数は1000種を超えると思われる。日本の面積は世界で61位だそうだが、妖怪数は世界トップクラスでは? と思う。

・・・

受験前後に水木しげるロード(妖怪のブロンズ像、記念館、各種お土産屋などが建ち並ぶ)を散策した。もう5回目ぐらいだが、コロナ後は初めて。

今年は水木しげるロード30周年
JR境港駅に着けば鬼太郎ワールド
ねこむすめ列車。JR境線。米子-境港を走行する
ねずみ男といえば、敵を一時的に戦闘不能にする放屁技が有能。
みんな頭頂部を触るからツルツルつるべおとし
「忙しい」が口癖の人は妖怪「いそがし」に憑かれているかもしれない…
ろくろ首は「ぬ~べ~」の印象も強い
牛鬼は鬼太郎アニメで定番の強キャラ
ヒキガエルの神様たにぐく
妖怪神社
回転式目玉
御身体
御身体から欠けた石片
購入品
昼食。境港は日本海側屈指の漁港町
こなきじじい列車
アニメでは砂かけ婆の技の多さに驚かされる
水木しげる記念館はリニューアル工事中。来年オープン
公開中の映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』で貰えるカード。映画は戦後昭和+犬神家的ミステリ+妖怪+バディ要素で見応えあり、予想以上に陰湿・凄惨な内容が多く私は好き。
マクドナルドのハッピーセットで貰えるミニ図鑑。おなじみの妖怪はもちろん、検定中級レベルのセンポクカンポク、長壁、金長狸なども記載あり

来年は上級試験に挑戦予定。初級・中級の多肢選択式試験とは対照的に上級は論文式で、公式テキストもない。何をどう勉強すればいいのか分からない。おいおいに頑張っていきますー。

・・・おまけ・・・

関東の妖怪散策に行ったときの写真

千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館に展示されている「河童の手」
河童の詫び状
各地で目撃されたとされる河童たち。
この迫力よ
妖怪検定でもお馴染み・鳥山石燕氏の『画図百鬼夜行』の、ぬらりひょん&元興寺(がごぜ)。
映画『ゲゲゲの鬼太郎 激突!!異次元妖怪の大反乱』では、ぬらりひょんの下で元興寺が悪行を働く設定になっているのが興味深い
この企画展を見たくて佐倉の民族博物館まで行った。陰陽師に関する文献・呪符などが展示。こちらは撮影NG。妊婦が飲む?安産用の護符が興味深かった。12/10まで開催。

佐倉市の国立歴史民俗博物館は「歴博」という略称らしい。広すぎて全て周れなかった。大阪の国立民族学博物館(民博)と混同してた。

千葉県市川市にある「八幡知らずの森」。入ったら生きて出られないという伝説あり
埼玉県志木市は河童の街。東武東上線・志木駅構内にある「まねきがっぱ」だよ。
志木駅東口にある「まちあわせ河童」。割と新しい。志木市内には20数体の河童像があるようだ
民俗学者・柳田國男氏の著書に志木の河童伝説が載ってるらしい
ゆるキャラも河童

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