見出し画像

兄弟は似るんだなとハッとさせられ、久しぶりに夫の姿を見た気がして涙が出た

今日はおともだちに誘われて、紫陽花を見に行った。紫陽花はわたしが1番好きな花。色も形もよくみると全然違って、たくさんの種類がある紫陽花。

小さな花びらが美しい

和菓子職人だった父はわたしの結婚式(二次会)にアジサイの和菓子を作ってくれた。幹事からのお願いでメッセージを沿えてのサプライズだった。「子供だと思っていた貴方も、気づけば色付いて紫陽花のようになりました。おめでとう!」~号泣した。それからわたしは紫陽花が好き。

圧巻の紫陽花回廊

夫が居なくなって釣りや海やキャンプ、登山に行けなくなったなーと思っている。遠出の運転も荷物の運搬も準備も一人では大変。でももし夫でなくわたしが居なくなってたら、夫は子供たちとキャンプに出たんやろか?2人を連れて海に出掛けるんやろか?旅行にも行くんやろか?いつも計画はわたしの担当で世話役は夫の担当やった。わたしが居なくても夫がするであろうイベントは、わたしも一人でやれるはず。そう思って子供たちとの時間を充実させたい。15才と12才、そのうち友達と旅行やキャンプや海に行くようになる。それも数年後のことかも知れない。「夫がいないから無理」とか言って愁いてる内にも、子供が親と出掛けてくれるリミットはどんどん迫ってくる。夏には頑張って三人で日本海にでも行ってみようかな?
出掛けてクタクタになってみんな寝てしまっても、帰りは必ず夫が運転してくれてたこと、深く考えてなかったけどありがたかったんやな。

何種類あるんだろう

夜子供たちとぶらぶら散歩にでた。戻ってくると自宅前で帰宅した夫の弟と遭遇。車の中から子供たちに手を振ってくれた。その手の振り方が夫にそっくりで、、、優しくニコっと笑いながら綺麗な指をした手を小さく振る。久しぶりに夫を見た気がして苦しくなった。顔も性格も全然違うけど、兄弟ってやっぱり似てるんやな。子供たちと義弟が手を振り合う光景が、夫と子供たちに見えて不思議な気持ちになった。

昨日描かなかった一日一夫


実は今朝夫の大学時代のお友だちがお参りに来てくれた。連絡先を知らなかったので葬儀のお知らせをできず、四十九日法要後に逝去通知を出したので、それを見て来てくださった。「はがきを見て居ても立ってもいれず、連絡先もわからないので突然来てしまいました」と。ありがたい。そんな風に思って飛んできてくれる友達がいて幸せだなと思う。

勝手に先死んで許すまじ

夫の事があってやりたいことがなくなってしまった。無理して頑張っていた資格の勉強も出来なくなったし、やりたいこともなくなったし、気力もなくなった。でもそれじゃ落ちる一方だと思うから、なにか新しいことを始めようと思い書道の体験に行った。20代のころからやりたかった習い事の一つ!夫のことがあるまで、やりたいことよりやるべきことを優先させて生きてきたから、ここらでちょっと休憩。

中学以来に習う毛筆


イラストを描く。書道を始める。たまには出掛ける。やりたくないことは勇気をもって止めてみる。なかなか難しいけど、なるべく自分を甘やかす。そうしないと壊れるからな。放っておくと心が荒んでいく。何もかもどうでも良くなっていく。不信感とか恨みとか自己嫌悪とか、ありとあらゆるネガティブな感情に飲み込まれる。そんなことは夫は望んでない。子供も望んでないし、私自身も望んでない。望んでなくても引っ張られるから怖い。

紫陽花の前に食べたスパイスカレー

相変わらず毎日泣いてる。夜は眠れないし、大笑いすることもない。けど生きていくしかないー。はぁーいやだー。


おしまい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?