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安い特売と安くない特売

スーパーでは定期的に特売を行います。
肉の日や魚の日など曜日によって決めていることもあれば、週末に目掛けてチラシを配り、様々なものを安くすることもあります。
特売と言われると安くなっているだろうと考えてしまいますが、安くならない場合もあることをご存知でしょうか。
もちろん値段を変えずに大特価と表現するようなインチキではありません。

今日はキャベツが1玉78円ですと言われれば間違いなく安いと思えます。
時期によって198〜298円まで上がることもありますから、78円なら特価です。
価格を明示するタイプの特売は安く買える特売です。

注意が必要なのは「表示価格から◯割引」と書かれている場合です。
3割4割と値引きしてくれるのでお買い得と思えるかもしれませんが、支払い金額が平日と変わらない場合があるのです。
これは肉売り場で頻繁に見られるのですが、普段100gあたり98円で売られている国産鶏もも肉が特売では100gあたり138円の銘柄鶏に変わった上で、表示価格から3割引きと表示されることがあります。
実質の支払額は100g97円ですので、支払い金額は変わっていないのです。
普段と同じ金額で質の良い肉が買えると考えればお得ですが、特売だから出費を抑えようと考えている人にとっては特売なのに安くならないのです。

特売似向かう心理はいくつかあります。
出費を抑えたいという考えもあれば、どれだけ安くなったかで満足する考えもあります。
支出を変えずにより良いものを買うという考えもあるでしょう。
中でも支出の総額を抑えたいと思った時、表示価格からの割引には注意しましょう。

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