【映画レビュー】ナイアド その決意は海を越える
英語の勉強がしんどくて心が何度も折れそうになった時、ダイアナ・ナイアドのTED Talksを心のよりどころにしていた。彼女の話にいつも励まされていた。
だからナイアドの映画がNetflixで公開されているのを見つけた時、これは見なければと思った。
ダイアナ・ナイアドは64歳にしてフロリダ海峡180kmを泳ぎきるという偉業を達成。そこに至るまでの固い決意と、壮大な海との戦いに伴う危険は想像をはるかに超えてとてつもない。
そもそも、私には例えプールで53時間連続で泳ぎつづけることを考えただけでも無謀に思えるのだが。
それをキューバからフロリダまで「絶対泳ぎきる」と自分を信じる強さは、もはや狂気だ。何が彼女をそこまでさせるのか。
映画を見た感想。
もちろんナイアドはすごい。かっこいい。すごいことを成し遂げた。だから彼女に焦点があたりがちだ。でもナイアドを支えるチームが同様にすごい。信じられないことを成し遂げようとしている人を心の底から理解して支えることがいかに大変か。
これはナイアドの物語ではなくチームが成し遂げた偉業を伝える物語なのだ。
アネット・ベニングとジョディ・フォスター。二人の演技がそれはもうすごくて、ナイアドの偉業に加え、私は心の底からまた何か熱いものが沸き上がってくるのを感じたのだった。
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