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600日後にUSCPAになる鹿 17ヶ月目(完結)

2022年1月からUSCPA、米国公認会計士の勉強を始めた。日々の思いや進捗度合いをリアルタイムログとして綴るツイート #600日後にUSCPAになる鹿 を見やすいように1ヶ月単位でまとめます。
後で世界のどこかの誰か1人くらいの役には立つかもしれないなあ、なんて考えて。

481日目〜500日目、ついにこの長いながい挑戦のフィナーレへ。


忘却曲線との戦いの側面がある以上、つめ込みの効果は侮れない。
空席さえあれば試験日を自由に決められる試験だからこそ、自分にとってのベストな日程で受けられるようにするのが大事そう。


ゴールデンウィーク終盤、体はボロボロだったけど仕事から解放されて勉強だけしていれば良いのは嬉しかった。


BECに落ちて再受験をした分だけREGの勉強時間が減ったけれどGWでなんとか挽回。


たとえ落ちても最初のFARのExpireまではまだまだ時間もあるし、新形式への変更もまだまだ先。焦る必要はない。
でもGW9連休でこれだけ詰め込んでダメなら2度3度受けてもダメなので、一発で仕留める気概で。


1年間思いっきり打ち込むと仕事しながらでも1000時間くらい確保できることがわかったので、もしもこのさき何か重たいことに挑戦するときの自信とモノサシになった気がする。


冷凍食品にも頼ったけれど、それでもご飯を作り続けたのは誇りたい。
冷蔵庫にセロリがたくさんあったのでカレーに入れる。


心の中は中学生、下手すると小学生なみの精神年齢なのでここ一番の時は漫画で心を奮い立たせる。

引用:芥見下々 『呪術廻戦』 集英社 


前半の手応えの良さには自分でもびっくり。プロメトリックから向かいの淡路亭ビリヤードを見て余裕の表情でいられたのはこれが初めてかもしれない。

引用:芥見下々 『呪術廻戦』 集英社 


一度リズムを作ると5時おきは辛くない。


スコアリリース (結果発表) までは生殺し状態が続く。


在宅勤務のアドバンテージを活かして何かを成し遂げたいというのもUSCPA挑戦の一つのモチベーションだったので、恐ろしいくらいタイミングがハマってくれた。
週5で出社してたら受からなかった。受かったとしても、もっと長期戦になって苦しんでいたことは間違いない。


ストレスがあっても食は進む恵まれた体質。


「USCPAという資格は使えるか使えないか」みたいな議論はしばしばあるけれど年齢によるとしか。
20代ならこの資格を持ってればポテンシャル採用的によく見られることに寄与するけれど、以後は年齢とともに効果が低減していくのかなと。いわんやこれより簡単な資格をや、なので次に何か資格を取ろうという気にはあまりなれず仕事をちゃんとやろうと思うこの頃。


リラックス週末、ここから約4ヶ月ずっと味わっているけれどすごく良い。子供の顔をきちんと見れている気がする。


生殺し状態を脱したくて見切り発車で祝勝会を計画する勇者。


やや保守的に600日で計画して500日に短縮。結果論だけど、短期で詰め込む方が忘却曲線と戦わなくて良いのでおすすめ。


REG受験直後は開放感からリラックスしてたけど、前夜の緊張は言葉にできないほど。


USCPA編がこれで終わるかのようなツイート。
17ヶ月分のまとめを見てくださっている方がいるとすればお気づきかもしれないけれど、極力ポジティブなことを呟いて運を引き寄せようとする傾向がしばしば見られる。


このツイートから4ヶ月経ったいまこうしてnoteにまとめていて、当時の興奮が蘇る。
Twitterを巡回してスコリリ確認できましたという人を見かけて、よし自分もだとNASBAにログイン。

PassともFailとも表現されない、ただ75点に乗るかどうか無機質なスコアが表示されるだけのこの画面を祈りながら開いた瞬間は忘れられない。


合格報告のツイートにはUSCPA受験生じゃなく、アカウント開設以後いろんなジャンルで接点のあった方々が多く祝福のコメントをくれて、それが嬉しくていまだに固定ツイートにしている。


ただそれももう過去のこと。
USCPAのつながりは拡げたいし誇れる結果だとは思うんだけれど、基本的には過去のことじゃなくて現在・未来のことを語っていきたい気質。

なので区切りにするために土日で6本のnoteを一気に書き上げて、これで自分の人生でのUSCPA編は一旦おしまい。


年齢的にUSCPA未満の細かい資格をいくつも取ってもそんなに箔はつかないし、かといって日本の公認会計士を取れるような時間ももうないので、当面は資格への挑戦はしない。

じゃあ次はなにを、というのは明確には決めていないけれど子供にもっと目と手をかけたいなと漠然と考えている。

ある時間、あるコストを投下した場合に、自分自身にかけるよりも小さい我が子らにかける方が成長率という意味では段違い。

かといって過度に詰め込み教育をしたり期待しすぎたり自分のエゴを押し付けるようなこともしたくはないので探り探りではあるんだけど、この1年超は宿題の丸つけなんかも雑に、自分の勉強に充てたいがために流れ作業的にやってしまっていたので改善したい。

習い事も、最近すごく小さいことながら子供が成果を出したことで「育てる楽しみ」みたいなものに開眼した感覚がある。

自分の子供が何かの成果をあげるというのはこんなにも誇らしいことなのかと、自分の気持ちにびっくりした。昔上司や先輩が、子供が部活の試合で勝ったとかポジションをとったとか嬉しそうに話していた気持ちがいまならよくわかる。

もしかすると親子だからというよりは日々の練習を間近に見てきたいち応援者としての喜びかもしれないけれど、いずれにせよかけた労力に対する嬉しさの度合い、広い意味での投下資本に対するリターンは子供の方が大きそうなので手をかけてあげたい。


後は突拍子もないのだけれど、趣味のゲーム、ポケモンで世界大会を目指してみたいというのは薄らとではあるけれどずっと心の底にある。

「英語のできる会計士」なんて世の中に腐るほどいるけれど、「ポケモンが世界一強い会計士(米国)」なんてなかなかいないので、楽しそうじゃない?

ふざけてはいない。結構まじめに。

資格なんてただの資格でしかなくて、どう生きるかの方がよっぽど大事。

仕事に打ち込んで成果を出すのも、資格の勉強を死ぬほどやるのも、世界を夢見てゲームするのも、自分にとっては人生を楽しむための並列の事柄に見えてる。

なら、仕事の傍らでも年間1000時間を捻出できると証明できたいま、その時間を馬鹿みたいな事につぎ込むのも人生を面白くする鍵になるかなと。

準々決勝くらいで総合司会の人にインタビューされて、普段はメーカーで経営戦略やってます、CPAです、って英語で返答するのが夢。


対戦のガチ勢になって1年で世界大会に出られるとは微塵も思っていないので、向こう1年はトレーニング期間。子供のことに比重を置きつつ対戦慣れする期間にしようか。


他にもやりたいことはたくさんある。だから、USCPA受験編はこのnoteをもって一区切り。


これまでTwitter上で応援してくださった方、アドバイスをくださった合格者・受験生の皆様、この長いnoteをここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました!


好きなコーヒー豆を買い、早起きをして、また何かを書きます。