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『今のCDリリースの現状とモアレコ』


そうなるんじゃないかな?と思っていた事がこの状況下で加速しています。


何が?って、CDリリースの減少です。



「何を今更!」と言われるかもですが。。
体感では、CD全体の売上は下がっていてもCDリリース自体はそこまで劇的に下がった印象はありませんでした。
(特にインディーは)

もっと言えば、個人の専門店に影響がそこまで出るほどではありませんでした。

ただ、小売店が入荷を絞って行けばいくほどレーベル側の売上は減少=リリースも少なくなります。
インディーの場合は、売上枚数がそのまま直撃します。


それが今年に入ってから一気に加速してリリースが減り始めました。
この減少が、今までの緩い下降曲線と比にならないほどです。
まぁ、当然と言われればそうなんですが。。


以前も話をした気もしますが「前よりCDが売れない」というのは重々承知です。

ただ、CDで欲しい方にはちゃんと届けられる小さくても確実な仕組みがあればやっていける。
こう考えていたレーベルさんは少なからずあります。
うちもそう思います。

が、その仕組みを徐々にでも作り上げる前にこのコロナで一気に「売れない」が加速。
リリース減が急激に始まりました。

輸入CD(輸入LPはさらに)はほぼ受注オーダーのため、再オーダーも厳しく入荷も確実ではありません。
海外でCDが無い作品などをライセンスして国内盤を出したとしても店で売れないためリスクが大。
(日本語の帯が付いていても、中身が輸入盤というのも=輸入盤です。)


リリースが減ればもちろんお店も厳しくなり、まさに負のスパイラルに突入です。
もちろんモアレコも他人ごとではありません。
リリースが無ければ、お店の入荷も減っていきます。
輸入盤で入荷しても完売した後のリピートオーダーが入って来ません。

ちょうど一年前の完全自粛期間のあと、モアレコの売上は伸びていて「やっぱり、こういう時だからこそ音楽が必要!」と思っているところでしたが、やはりリリースの減少と比例して売上も減少。
もちろん、店に行きづらい状況などもあるとは思いますが。



ではでは、これからどうしていくべきなのか?

モアレコラボ内でCDを作った時のように「フィジカルで音楽との出会いが欲しい方を集める」という事が必要です。


その数を100人、300人、500人と増やすことによって、フィジカルを作ることが可能になります。
欲しい方の数が先に分かれば、制作するリスクを減らすことが出来ます。

CDでリリースしてくれる側のレーベルさんと協力しながら、模索しなければなりません。


「フィジカル」の面だけで言えば
方法として出来ることは、まずこういう形しかありません。



そこでお店が出来ることは?

CDで欲しい!色んな音楽を聴きたい!
というお客さまを募ること。
何万人という途方もない数ではありません。
100人、200人というリアルな人数でもリリースを続けられます。


more recordsでは、毎月おすすめのCDをお送りしている『定期便=CDサブスクリクション』があります。

ここに100人(只今メンバーは50人ほど)以上が集まれば、毎月フィジカルを作ることが可能になります。

セレクトはお任せ下さい。
more recordsのセレクトがお好きな方は確実に満足して頂けて、尚且つ色んなジャンルに出会って頂けるように熟孝しています。
大事に長く聴くことが出来る作品をテーマに毎月お送りしています。


もちろん、お店の売上を作らなきゃいけないという事もありますが、それ以上にCDのリリースを絶やしたくない気持ちがあります。

リリースが無くなればお店の存続は出来ませんし。。

現在入会してくれている皆さまのような、「おすすめの音楽をCDで聴きたい!」という音楽ファンを集めたい。


ネットに溢れる無限な情報量にうんざりという方も、
「色んな音楽」を「フィジカルで大事に聴きたい」という想いに共感頂ける方は、是非こちらからご参加下さい。

『CDサブスクリクション』


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