見出し画像

MRIとアベノマスク

脳下垂体腫瘍の手術後、定期的にその腫瘍を切除した後のMRIを撮って検査をします。費用は造影剤込みで1万円以内でした(保険適用後)。
私は、右目が失明していますが、最初の病院で緑内障と言われてしばらく放置していたこともあって、脳下垂体の腫瘍の発見が遅れました。

そのため、私の手術は最初から長くなるとは言われていました。でもなんと11時間もかかってしまいました。
私は全身麻酔で何にも覚えてなかったんですが、コロナ渦の手術だったこともあり、付き添いは姉一人。

手術の受け付けはこちらでしていろいろな説明を受けました

コロナ前は、数人で待合室にいることもできたのですが、私が手術をしたのが2022年5月。コロナ真っ最中の中でしたので付き添いは一人。心細く・心配もあってかなり疲れたそうです。この辺のことは、これから書く予定なので・・・読んでやってもいいという方、もう少し待っていてください。ちゃんと書きます。

前置きが長くなりましたが、MRIの部屋に入るにあたって金属製のものなどはその部屋に持ち込めません。私は足が悪く杖をついて歩いていますが杖にも金属部分があるので杖なしでその部屋に入りました。
部屋に入る前に飛行機の搭乗手続きで検査する時みたいに、金属チェックをします。そして私が引っ掛かったのはマスク、鼻のところにあるワイヤーすらもまずいらしいです。

取り残した腫瘍が大きくなり始めたので、自宅マンションの近くにある経過観察だけの病院から、手術のできる別の病院へ転院することになりました。その病院でもMRIを撮ることになり、諸注意を受けてきました。何度も受けているので看護師さんも「わかっているだろうけど、確認だけさせてね」という感じで問診を受けました。

病院内でこういう写真が撮れなかったのでフリー素材
photoACさんでお借りしました

当日持ってくるものとして、ワイヤーのないマスクと言われたので(それまでの病院は病院が用意したマスクに付け替えました)
「ワイヤーのないマスクなんてアベノマスクしかないですけど、それでいいですか」
と聞くと、看護師さんは少し微笑んで
「それでいいですよ」
と優しく言ってくれました。
あなたは覚えているだろうか、何人家族だろうがひと世帯2枚しかくれなかったアベノマスク。世間的にも不評の嵐で、最終的にはコロナには役に立たないという専門家もいました。

私が知っている人でつけていたのは、総理大臣時代の安倍晋三さんくらいです。【総理としてあのマスクをつける義務がある】ともはや意地という感じでつけていましたが、おなかが痛くなってまた総理を辞めてからは、普通のマスクに変わっていました。

やっとアベノマスクが役に立つ日が来たんです、安倍晋三さん。
天国か地獄かどちらにいるか知りませんが、ようやく使わせていただきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?