ファンタジーも好きだが、SFはもっと好きなんだ!
だから、S(cience)F(iction)小説が書きたかったんだ!
読み返したらS(少し)F(不思議な奴らの)小説になってて…
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2018年11月の記事一覧
外星通訳一族、”AKIMOTO”21
ニ
『巨大な敵の後には巨大な友、宇宙は広いな。』
――――”サー”・ヴォティス・ウォンの安堵を表した一言――――
————ウルス宇宙船『対講話用』艦船 大会議室
「まず。どこから話すべきでしょうか…そうですな、我々とは何なのか、というところからでしょうか。」
ヴォティス艦長は、天井を仰ぎ、考えながら話しだした。
「我々は『ボルの種族』と名乗りましたが、この『ボル』という
外星通訳一族、”AKIMOTO”20
『彼らは敵ではない。私はそれに賭け、当たった。』
———『ボル』の戦艦の艦長『”サー”・ヴォティス・ウォン』の答え———
———— 宇宙 『ボル』の戦艦内艦橋
「正気ですか、艦長!?我々の、この”移民船”を、奴らの船に入れるなどと!!」
彼ら、ウルス人と「艦長」との直接の接触、その直後のボルの種族は、大混乱に見舞われた。艦長が奴らの言葉を体得し、彼らの言う『交渉』のためにこの船を相
外星通訳一族、”AKIMOTO”19
『1イニシアチブをとれ。2相手にNOと言えなくしろ。3、交渉だ。』
―――――現外務大臣 大杉 藤一郎が親友の息子に与えた教訓―――――
———— 宇宙 『ボル』の戦艦内『ハンガーと思われる場所』
「構えてるとは思ったが、これは豪勢だな。」
和久は少々戸惑っていた。想定内とは言っても、規模が、予想以上に多かった。その場には優に100を超える小さい『交渉相手』が筒を…いや、『銃』を構えていた